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「なんだか気になる流通情報」 vol.19

流通情報学部には、流通、物流、情報、さらには心理学、言語学、文学、日本語教育などを専門とするさまざまな教員が所属しています。
流通情報学部に通うアンリとコウが、毎週ひとりずつ先生をインタビューしていきます!

アンリとコウについては、ロジ×未来サイトをご覧ください。


今週は、
「データサイエンスを駆使して、最新の多様な消費者ニーズをつかむ!

 奥 喜正 教授です。
 奥教授の教員紹介はこちら

奥先生が担当している講義について教えてください。

基本統計学Ⅰ・Ⅱ、データサイエンス演習、2年ゼミ、
3年ゼミ、4年ゼミ。

講義の内容を教えてください。

授業名の名に沿った教育内容の講義・演習を実施
している。PCルームを使用して、データを分析し
ながら理論を説明している。

その講義を受けるとどのようなことに役立ちますか。

統計学は、優良企業に勤務するエリート企業人に
なるための、必須のツール
なりつつある。学生
諸君にとっては学習内容は難しいが、卒業するまでに
出来るだけ、
会得してほしい。

奥先生のゼミについて教えてください。

本学は全員ゼミ制をとっているので、ゼミに集まる
学生達の能力によってゼミテーマは、毎年、変動する。
以前は、統計的データ解析の諸手法やC言語プログ
ラミングについての演習を行っていたが、最近は、
高校数学の復習や、就職対策として日本経済新聞を
要約させて日本語力の強化に努めている。
また、就職指導のポイントを説明している。

奥ゼミの学生さんはどのような卒論を書いていますか。

マ-ケティングリサーチのようなデータ解析を伴う
研究テーマ
を推奨している。卒論テーマは、学生が
研究したいテーマにしている。

奥ゼミの学生さんはどのような進路を選んでいますか。

毎年、SEになる学生が1名以上は、必ずいる。
また、公務員、外資系アパレル系企業への就職者
などもいる。
物流企業の内定をとる学生が多いが、
他企業に合格するとそちらに就職するようだ。
IT系企業の就職がやや多いゼミともいえる。
IT企業には、奥ゼミの卒業生が、
8名も在籍
している。

奥先生が最近、関心をもっていることは何ですか。

多変量データ解析手法に使用されている最適化
アルゴリズム
について、その性質や問題点を調べ
ている。
また、Webマーケティングにも興味がある。

奥先生が研究をはじめられたきっかけは何ですか。

学部4年の時に就職も決まっていたが、多変量
データ解析の
解を求める最適化アルゴリズムが
面白いと思い、大学院の3月入試を受験して
大学院に進学した。

奥先生の趣味を教えてください。

鉄道一般。鉄道Youtuberのスーツ君の動画を
観ている。あとは、イギリス旅行。
南イングランドのトーキーは、お勧めの観光地だ。

奥先生は大学生のとき、どんなことをしていましたか。

自分は最初、医学部に進学したが臨床実習を行い、
医療という仕事は自分には無理だと思い、転部した。
元々、数理系科目が好きだったので、1983年にNECが
本邦最初のPCである、NEC8801を発売したが、1985年
には、立教大学のコンピュータサイエンスを専門とする
岡太先生のゼミに所属した。
大学時代の前半は、医学部のムチャきつい勉強に追われ、
後半はデータ解析の研究を行った。

高校生のうちにやっておいたほうがよいことは何ですか。

基本的な数学の勉強と、英語の学習だ。それは、
統計学や情報数理関係の良い日本語の参考書が
少ないため、洋書テキストを読む必要があるから
である。
あとは、友人作りだ。
一生付き合う友人は、高校時代の友人ではないか。

奥先生からみて流通情報学部はどんなところですか。

文系の情報学部であるので、学部の授業を上手く
活用すれば、学生にとっては、良い企業や職業に
つける
と思う。
コスパの良い学部であると思う。
ゼミ卒業生に、30歳代前半でコンサルタント会社の
シニアコンサルタントになった学生も居るから、
皆、頑張ってほしい。

最後に高校生にひとことお願いします。

予備校の偏差値やマスコミの意見、高校の先生の
アドバイスを、
あまり聞かないで、自分の(微かな)
才能を信じて、
大学・学科を、正直に選択して進学
して欲しい。

奥先生、ありがとうございました。
今回まで、19名の流通情報学部の先生にインタビューしました。
流通情報学科には、いろいろな研究分野の先生がいらっしゃいますね。
ぜひ興味をもった先生のページにもう一度アクセスしてみてください!

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