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「なんだか気になる流通情報」 vol.5

流通情報学部には、流通、物流、情報、さらには心理学、言語学、文学、日本語教育などを専門とするさまざまな教員が所属しています。
流通情報学部に通うアンリとコウが、毎週ひとりずつ先生をインタビューしていきます!

アンリとコウについては、ロジ×未来サイトをご覧ください。

     

      今週は、

「ビッグデータ分析の視点から、人と人の社会的なつながりを捉える!」
天野 俊一 助教です。

天野助教の教員紹介はこちら

天野先生が担当している講義について教えてください。


情報学概論や情報倫理など、情報系の科目を担当しています。
「ビッグデータと社会」に関する模擬授業を公開していますので、
ぜひ見てください。
模擬授業はこちら

講義の内容を教えてください。

情報学概論」では、主にPCやスマートフォンなど情報機器の
仕組みやインターネットの構成などについて勉強します。
情報倫理」では、主に私たちがインターネットを利用する上で
脅威となる事柄や、その対策について学びます。

 

その講義を受けるとどのようなことに役立ちますか。

PCやインターネットを設定・利用する際には、専門的な概念や
用語が出てくることが多いですが、情報学概論を受けることに
よりそれらの意味が分かるようになります。
また、ITパスポートや基本情報処理技術者試験などの資格取得を
目指す上でも役に立ちます。
情報倫理で扱う内容は、インターネットを利用する上での様々な
トラブルに巻き込まれることを回避するために役立ちます。

天野先生のゼミについて教えてください。

2年ゼミでは、統計学などの基本的な考え方を学び、実証的な
思考を身につけることを目指します。
3年ゼミでは、フリーソフトを使った統計分析の実習を行い、
仮説を検証するために必要な理論やプロセスを理解し実践できる
ことを目指します。
4年ゼミでは、各々の興味に応じてテーマを設定し、勉強してきた
内容を応用して卒業研究を行います。

 

天野ゼミの学生さんはどのような卒論を書いていますか。

AIの応用や社会実装に向けての課題を考察するものや、ゲームや
アプリを試作するテーマが多いです。特定品目の物流の実態調査
あります。
基本的に研究テーマは学生さんの興味に応じて自由に考えてもらって
います。

 

天野ゼミの学生さんはどのような進路を選んでいますか。

小売業や物流関係が多いです。

天野先生が最近、関心をもっていることは何ですか。

人間同士の関わりの中で、文化などを含めた広い意味での情報が
どのように生成されるのかについて関心があります。

天野先生が研究をはじめられたきっかけは何ですか。


もともと機械工学を専攻しており、メーカーに就職しようと
考えていたのですが、社会学や哲学など人文系の学問に触れた
ことがきっかけで、機械そのものよりもその使い手である人間に
ついて深く理解したいと思うようになりました。
そのような経緯から、研究者を目指すようになりました。

天野先生の趣味を教えてください。

国内旅行、サイクリング、読書、楽器演奏などです。
基本的に自然が好きで、国内旅行とサイクリングでは山間部に
行くことがほとんどです。
読書としては、研究や講義に関連する専門書に加え、カントや
ニーチェなどの哲学書を読むことが多いです。
息抜きにピアノを演奏します。

天野先生は大学生のとき、どんなことをしていましたか。

定期試験が終わるたびに、同級生や教員と一緒に山間部の
サイクリングに行っていました。地元の方々と交流し、
その地域に伝わる伝説についてお話を伺えたのは良い思い出です。

高校生のうちにやっておいたほうがよいことは何ですか。


基本的には、1年生から学んできた内容をきちんと復習し、
大学に入ってからも使えるようにしておいてください。
余力があれば、興味のある分野を設定し、本を読んで勉強して
ください。

天野先生からみて流通情報学部はどんなところですか。

さまざまな分野に触れることができる学部であり、学生さんに
とっては視野を広げることのできる環境だと思います。

最後に高校生にひとことお願いします。

大学4年間では自由時間が多くなるので、勉強に限らず積極的に
行動し自分の興味を追求しましょう。

天野先生、ありがとうございました。


次回は味水 佑毅 教授にインタビューします。お楽しみに!