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「なんだか気になる流通情報」 vol.6

流通情報学部には、流通、物流、情報、さらには心理学、言語学、文学、日本語教育などを専門とするさまざまな教員が所属しています。
流通情報学部に通うアンリとコウが、毎週ひとりずつ先生をインタビューしていきます!

アンリとコウについては、ロジ×未来サイトをご覧ください。

     

今週は、

「さまざまな切り口からロジスティクスの本質を解き明かす!」
味水 佑毅 教授です。

味水教授の教員紹介はこちら

味水先生が担当している講義について教えてください。


「ロジスティクス概論」という科目を担当しています。
「身近なロジスティクス」に関する模擬授業を公開していますので、
ぜひ見てください。
模擬授業はこちら

講義の内容を教えてください。

ロジスティクスってそもそも何なのか、ロジスティクスを構成する
商流や物流の機能にはどのようなものがあるのか、私たちの生活や
企業の活動にどのように関係、影響しているのか、などを学んで
いきます。

 

その講義を受けるとどのようなことに役立ちますか。

私たちの生活がどのように成り立っているかがわかります。
たとえば、インターネットで注文した商品が自宅に届くのも、
コンビニで買いたいものが買えるのも、ロジスティクスが機能して
いるからこそです。
また、ロジスティクスについて理解を深めることを通じて、
物流企業のみならず、メーカーや卸・小売業について詳しく
なることができます。

味水先生のゼミについて教えてください。

1年から4年までのゼミを担当しています。
1年ゼミでは、議論やプレゼンテーション、ディベートなどの
基礎的な学びの方法を学びます。
2年ゼミでは、ロジスティクス管理の基礎について学習し、
ロジスティクスに関する社会問題を発見します。
3年ゼミでは、ロジスティクスに関する研究をおこなうための
基礎を築くことを目標として、テキストの輪読やディスカッションに
取り組みます。
4年ゼミでは、学生一人ひとりが興味をもったテーマについて、
卒業研究に取り組みます。

味水ゼミの学生さんはどのような卒論を書いていますか。

トラックドライバー不足問題の解決策、AI・ロボット化への対応、
物流企業の災害対策などの物流に関するテーマや、スーパー
マーケットの地域における強み、CSR活動に取り組む要因などの
流通に関するテーマを掲げて卒論に取り組んでいます。

味水ゼミの学生さんはどのような進路を選んでいますか。

物流企業が多いですが、小売業やサービス業にも進んでいます。

味水先生が最近、関心をもっていることは何ですか。

消費者の行動の変化がロジスティクスにどのような変化をもたらして
きたのか、また、トラック運送事業者の経営管理において有効な手法
にはどのようなものがあるのか、に関心をもっています。

味水先生が研究をはじめられたきっかけは何ですか。


学部時代に所属していた交通論のゼミで、問題を自分で発見して、
自分で答えを見つけるという研究の体験が面白かったことです。
最初は交通の研究をしていたのですが、次第に、興味の範囲が
ひろがり、今ではモノの交通である物流、ヒトの交通である観光、
それらを支える経営管理の方法である会計について研究をしています。

味水先生の趣味を教えてください。

読書、映画鑑賞、旅行、スキーです。
最近では、ネット配信の映画を観ることが多いのですが、
先日久しぶりに家族で映画館に観に行き、やっぱり映画館は
いいなと思いました。

味水先生は大学生のとき、どんなことをしていましたか。

ゼミの友人たちと、ゼミの時間だけでなく、その他の時間も
一緒に食べたり遊んだりして過ごしていました。

高校生のうちにやっておいたほうがよいことは何ですか。


勉強も大事ですが、どんな本でもよいので、いろんな本を
たくさん読んで、興味関心を広げられるとよいなと思います。

味水先生からみて流通情報学部はどんなところですか。

ロジスティクスを考えるうえで必要な、物流、商流、情報、
教養が学べるところです。
知れば知るほど、ロジスティクスは、社会に出るうえで不可欠な
「教養」といってもいいのではないか、と感じています。

最後に高校生にひとことお願いします。

ぜひ、いろんなことに興味関心をもち、そこから素朴な疑問を
抱いてください。
その疑問を解決することが成長につながると思います。
一緒に勉強できるのを楽しみにしています!

味水先生、ありがとうございました。


次回は古井 恒 教授にインタビューします。お楽しみに!