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「なんだか気になる流通情報」 vol.12

流通情報学部には、流通、物流、情報、さらには心理学、言語学、文学、日本語教育などを専門とするさまざまな教員が所属しています。
流通情報学部に通うアンリとコウが、毎週ひとりずつ先生をインタビューしていきます!

アンリとコウについては、ロジ×未来サイトをご覧ください。



今週は、
「コンピュータが苦手な方にこそ学んでほしい情報科目!
石田 努 教授です。

石田教授の教員紹介はこちら

石田先生が担当している講義について教えてください。


「プログラミング」「アルゴリズム論」「データベース論」など
情報系の講義を担当しています。「AI(人工知能)」に関する
模擬授業を公開していますので、ぜひ見てください。
模擬授業は
こちら

講義の内容を教えてください。

私たちの身の回りでは、インターネットショッピングなど
様々なサービスが提供されていますね。
そのサービスが
どのようにコンピュータシステム
とし構築されているのか、
その基礎を学びます。

その講義を受けるとどのようなことに役立ちますか。

コンピュータシステムの基本的な仕組みを理解することが
できます。
私たちは社会学系の学科ですので、ソフトウェア開発技術を
ゴリゴリと身に着けるのが目的ではありません
ただ、社会や
実生活のなかでコンピュータやサービスを利活用する際に
コンピュータシステムの仕組みを理解していることは大きな
アドバンテージになります

ですので、“コンピュータはちょっと苦手だけど…”という方に、
ぜひこの講義を受けていただきたいです。

石田先生のゼミについて教えてください。

年度によって違いますが、2年ゼミ、3年ゼミ、4年
ゼミを担当しています。
2年ゼミでは、学生自身が選んだ資格・検定試験ごとに
グループで勉強会を開き、他のグループとの学びあい
行いました。
私自身も全く無知だった“秘書検定”や“宅建”の資格・内容に
ついて、学生からいろいろ学ばせていただき、充実した楽しい
時間を
ともに過ごせました。
3年、4年では、卒業研究に向けて各自テーマを見つけ
頑張っています。そのなかで“ドローンプロジェクト”

始動させました。大学祭で
その成果の一部をお見せ
できるようにみんな張り切っています。

石田ゼミの学生さんはどのような卒論を書いていますか。

学生の卒業論文・卒業研究のテーマは、本人が強い
興味を持っているものを学生本人に選ばせています。
そのため、私の専門外のテーマがとても多いのです。
学生が「乃木坂46の魅力」について真剣に熱く語って
くれたり、「初等(小学校)教育のありかた」について
議論したり、学生・教員ともにまだまだ学ぶ事が多いと
気づかされます。
ちなみに私の専攻は情報科学ですが…

石田ゼミの学生さんはどのような進路を選んでいますか。

主に情報系、流通系の企業に就職する方が多いですね。
担当教員の私が情報系であることからか、将来は情報系に
進みたいと考えるゼミ生が集まるからでしょうか。

石田先生が最近、関心をもっていることは何ですか。

IoT(Internet of Things)と呼ばれる技術です。世の中の
ありとあらゆるものに通信ができる機器をとりつけ、
そこから得られる膨大な情報を有効に活用しようと
いう考えです。この技術が進むことにより、流通業や
物流業が抱えている課題の解決や新しいサービスが
展開できるのではと、大いに期待しています。

石田先生が研究をはじめられたきっかけは何ですか。

学生時代に恩師からハンダごてとハンダ吸い取り器
“シュッ太郎(手動)”を
渡され、ジャンク基盤からIC
部品を取り外す作業を行ったのがきっかけです。
そこからICってなに?なんでこんな小さい部品を
組み合わせてコンピュータが動くの? が気になり、
指導を受けながらコンピュータをハンダごてで自作
したり、コンピュータ上で動くプログラムを作ったり
しました。

石田先生の趣味を教えてください。

秋葉原に行き、メイド喫茶やアニメショップには目も
くれず”秋月電子”などの電子部品屋さんをめぐることです。
掘り出し物のICマイコンやセンサーなどの電子部品を
みつけると、ついつい財布の紐が緩んでしまいます。
そのため研究室には手つかずの電子部品が山積みです。

石田先生は大学生のとき、どんなことをしていましたか。

青森で大学生活を過ごしたため冬は友人とスキー三昧
でした。
滑るより転がる方が得意で、どんな急斜面でも無事に
降りてくる自信があります。

高校生のうちにやっておいたほうがよいことは何ですか。


英語は好きになったほうが得ですね。
できる・できないは別として「英語が好き」になると
踏み出せる世界が広がります。語学の勉強だけではなく、
語学を身につける楽しみかたをぜひ見つけてほしいです。

石田先生からみて流通情報学部はどんなところですか。

流通・物流・情報の3分野を跨いで学ぶことができる
日本ではとてもユニークな学部です。
情報系に絞ってメリットをあげるとすれば、将来システム
エンジニア(SE:お客様へ情報システムの提案や設計を行う
技術者)を目指す人にとっては必要なスキル・知識を
広く学ぶ事ができる
のでおすすめです。

最後に高校生にひとことお願いします。

どの大学、どの学部に進むのか、大いに悩んでください。
ただ、大学で「何を学ぶのか」が一番重要だと思いますよ。


石田先生、ありがとうございました。


次回は矢野 裕児 教授にインタビューします。お楽しみに!