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「なんだか気になる流通情報」 vol.10

流通情報学部には、流通、物流、情報、さらには心理学、言語学、文学、日本語教育などを専門とするさまざまな教員が所属しています。
流通情報学部に通うアンリとコウが、毎週ひとりずつ先生をインタビューしていきます!

アンリとコウについては、ロジ×未来サイトをご覧ください。

     

今週は、
「物流産業を探検し、未来を展望する!」
林 克彦 教授です。

林教授の教員紹介はこちら

林先生が担当している講義について教えてください。


ロジスティクス・ビジネス論、国際物流実践講座、全国通運連盟寄付
講座です。
航空貨物輸送の役割や仕組みに関する模擬授業を公開していますので、
ぜひ見てください。

模擬授業はこちら

講義の内容を教えてください。

ロジスティクス・ビジネス論では、トラック、鉄道、船舶、航空、
倉庫等の物流産業の基礎知識からロジスティクス・ビジネスへの
発展を探っています。
国際物流実践講座では、海運、フォワーダー、商社、研究所等で
国際物流に携わっている専門家をお招きして、最新事情を
勉強しています。
全国通運連盟寄付講座では、鉄道利用運送事業者、JR貨物、
荷主企業、物流博物館から実務家をお招きして、鉄道貨物輸送や
物流の仕組みを学んでいます。

その講義を受けるとどのようなことに役立ちますか。

物流産業の歴史や理論等を抽象的に勉強するだけでなく、豊富な実例や
専門家の実践事例からより具体的に物流産業を理解することができます

林先生のゼミについて教えてください。

2年ゼミでは、ロジスティクスの基本についてテキストと問題集を使い
ながら勉強しています。
3年ゼミでは、物流の課題について具体的な事例に基づいて小レポートや
パワーポイントを発表してもらっています。
4年ゼミでは、卒論テーマと目次を決めて、できた箇所から発表しても
らっています。

林ゼミの学生さんはどのような卒論を書いていますか。

物流に関連するテーマにするよう指導していますが、自分の趣味に
関係したことを取り上げる学生もいます。労働力不足、物流危機、
モーダルシフトといった定番テーマや、留学生は出身地の物流を
テーマにすることが多いです。

林ゼミの学生さんはどのような進路を選んでいますか。

物流、流通業関係が多いです。
どうしても身近な小売関係に目が行ってしまいますが、企業向け
サービスで卸や商社等にも幅広く興味を持つように言ってます。

林先生が最近、関心をもっていることは何ですか。

物流危機にコロナが重なって世の中大きく変化しています。
物流産業と流通、製造業との関係の変化にも関心を持っています。

林先生が研究をはじめられたきっかけは何ですか。


物流企業に就職したんですが、たまたま研究所に配属されました。
いろいろな偶然が重なって現在に至っています。

林先生の趣味を教えてください。

クラシック音楽が趣味です。
コロナの影響で演奏も鑑賞もできなくなってしまったのが残念です。

林先生は大学生のとき、どんなことをしていましたか。

思い返すと、アルバイト、バイク、旅行等々、楽しい記憶がある一方、
締め切り前は研究室に寝泊まりしたりするなど勉強についていくのは
大変でした。

高校生のうちにやっておいたほうがよいことは何ですか。


今になって思うのは体力づくりです。
健康に暮らせるよう日常から体を動かす癖をつけましょう。

林先生からみて流通情報学部はどんなところですか。

全国でもまれな物流を学ぶことができます。
理科系も文科系も幅広く学べる学部です。

最後に高校生にひとことお願いします。

スマホだけでなく新聞・雑誌・図書等を読んで、いろいろなことに
興味を持ってください。
コロナ禍が終わったら、全国、全世界で見聞を広めてください。

 

林先生、ありがとうございました。


次回は井垣 竹晴 教授にインタビューします。お楽しみに!