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社会学科の紹介4 桜井淳平先生(後編)

本年度、社会学科に加わったお二人の先生にいくつかの質問に答えてもらう形で、お二人の紹介と、流通経済大学の社会学科の紹介をするトピック第4弾です。

 

桜井淳平先生に、お聞きしたインタビューの後半を紹介します。

(インタビュー前編はこちらをご覧ください。)

 

 

・社会学を学ぶと就職に役立ちますか?

役に立つと断言できます。なぜなら、「ふつう」とはちょっと違った社会の見方を身につけられるからです。変化の激しい現代社会において、社会の多数派の考えに「私も同じです」と同調することは、たいして価値を持ちません。AIでもできてしまうことだからです。大人気となるアプリの開発も新たな顧客の獲得も、社会の変化に対して敏感に反応し、他の人とはちょっと違う考え方をすることで生まれるのです。

就活の場面でも、他の学生とはちょっと違った角度で意見を述べることができれば、きっと「お、この学生はおもしろいな」と思われることでしょう。社会学は、きっとあなたの武器になるはずです。

 

・今どんな研究をしていますか?(これまでどんな研究をしてきましたか?)

「子ども・学校の安全」をテーマにしています。特に「登下校(通学路)の安全」に関心をもって研究してきました。学校と家の間にあるため、安全を確保するうえで微妙な空間である面白さがあります。まず、責任が誰にあるのかが曖昧です。また、子どもたち全員にGPSを持たせて寄り道を監視すれば安全でしょうか? 何か大切なものが失われそうな気もします。このように「登下校の安全」を守るのは一筋縄ではいきません。この社会が「登下校の安全」という難題にどのように取り組んでいるのかに関心をもっています。

 

・今、もう一回大学生になれるとしたら、どんな学生生活を送りたいですか?

まったくジャンルの違う学部や部活動に入ってみたいなと思います。理系の学部に入るとか、スポーツをやるとか。きっと今とは違う人生になったと思います。それでも学問を探究するのが好きなので、結局は研究者になってしまうような気がしますが(苦笑)。

 

・日々、どんな生活をしていますか?

ずっと自宅で授業の準備をし、研究をしています。オンライン授業は教員にとっても新たな挑戦で、学生の学びをいかにして支えることができるか、考え続ける日々です。この毎日には慣れましたが、やっぱり学生のみなさんと会えないのはつまらないですね。


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