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社会学科の紹介3 桜井淳平先生(前編)

本年度、社会学科に加わったお二人の先生にいくつかの質問に答えてもらう形で、お二人の紹介と、流通経済大学の社会学科の紹介をするトピック第3弾です。

今日は、お二人目、桜井淳平先生です。

・流通経済大学の印象はどうですか?

真面目な学生が多いですね。これは大学の大きな強みだと思います。そういった学生は、学ぶことの面白さや奥深さを教員が伝え、少し背中を押してあげるだけで、とても伸びていきます。学生一人ひとりを丁寧に育てたいという意識を先生たちも強く持っているなと感じていて、これも大きな強みですね。またカリキュラムとしては、一般教養と専門性の高い科目のバランスがよく、ゼミの手厚さも魅力だと感じています。学生の興味関心に応える体制が整っていると思います。

・先生の専門分野は何ですか?

教育社会学という分野を専門にしています。教育社会学はみなさんがこれまでの人生で抱いてきた疑問と深く通じています。「なんで学校に行かないといけないの?」「いじめはどうして起きるの?」「友達つきあいはどうしてこんなに面倒なの?」――すべて、教育社会学の重要なテーマと関わっています。学校や家庭を主とする様々な教育の問題について、広い視野で考えていく分野です。

・社会学を学ぶってどういうことですか?

「想像力を養う」ことだと考えています。この社会には様々な人間が生きています。あなたが想像も付かないような生活を送る人、悩みを抱える人がいます。社会学では、そのような多様な人間が「共に生きる」なかで生じる問題を考え、同時に、それらがあなた自身とも関わっていることへ想像を巡らしていきます。

例えば不登校の子どもの悩みを想像できますか? 学校に行くことが苦痛ではないあなたには、無関係の問題でしょうか? いいえ、違います。この社会は「学校に通うのは当然である」と考える社会です。あなたもそう考える社会の1人のメンバーです。そして、不登校の子どもたちの悩みは、そういう社会の多数派の考え方と深く関わっているのです。あなたも不登校の問題の当事者であることを、想像できましたか?

ふだん、社会に生きていることを意識することはないかもしれません。みんなが自分のことしか考えない社会は、「やさしくない社会」です。社会学を学ぶことで、「やさしい社会」を一緒に作ってみませんか?

・趣味は何ですか?

将棋が好きです。ネットで指したり、プロ(今をときめく藤井聡太さんなど)の将棋を観戦したりします。ボードゲーム全般が好きなので、きっと頭脳戦が好きなんでしょうね。将棋は性格がよく表れます。ガンガン攻めるタイプ、徹底的に守るタイプ――私はいつも守りに入ってしまいます(苦笑)

<「社会学科の紹介4」続編は後日掲載します>