社会学科の紹介1 西田善行先生(前編)
本年度、社会学科にお二人の先生をお迎えしました。
お二人にいくつかの質問に答えてもらう形で、お二人の紹介と、流通経済大学の社会学科の紹介をしたいと思います。
今日は、お一人目、西田善行先生です。
◆流通経済大学の印象はどうですか?
大学にはほとんど行っていないので遠隔でのイメージですが、先生もスタッフの皆さんも学生さんのことを本当に色々考えてお仕事をされているなという印象を持ちました。学生さんについては、まだ直接会って話しているわけではないのですが、真面目で活発な学生さんが多いという印象があります。
◆先生の専門分野は何ですか?
メディア社会学です。メディア社会学は社会の形成・維持にメディアがどのような役割を果たしているのかを考える社会学の一分野です。
◆今どんな研究をしていますか?(これまでどんな研究をしてきましたか?)
東日本大震災の後、テレビが震災や原発事故をどのようにとらえて報じてきたのか、特に被害を受けた地域との関わりについて、長期的なスパンで分析を続けています。それとは別に郊外地域がテレビでどのように描かれているのか、テレビドラマなどを題材に考察をしています。
◆社会学を学ぶってどういうことですか?
社会学を学ぶことは「私を知る」ことだと思います。自分たちが当たり前に暮らしている日常は、必ずしも当たり前ではないし、そこには「社会」が大きく関わっています。「私の考え」や「私の日常」は「社会」との関わりがなければ生まれてきません。社会学を通して日常的にある社会の構図を知ることや、日本や世界の社会問題が根本的なところで「私の日常」とつながっていることを知ることから、「私」というものを少し別の角度から見ることができるのではないでしょうか。
◆日々、どんな生活をしていますか?
オンラインでの授業が始まってからはほとんど家でパソコンに向かっています。それ以外では家事をしたり、小学一年生の息子も家にいることが多いので子供の相手をすることも多いです。
◆外出自粛要請やオンライン授業によって何か生活が変わりましたか?
これまでは研究や授業準備をあまり家ですることがなかったのですが、現在は家でやることが日常になりました。時々子供がZOOMミーティングに乱入するのが少し困るところです(笑)
<「社会学科の紹介2」続編はこちら>