スポーツ健康科学部・スポーツコミュニケーション学科

ゼミ紹介

スポーツコミュニケーション学科

向山ゼミ

「N.M」さん
に聞きました。​

分野:スポーツと社会貢献
スポーツ健康科学部
スポーツコミュニケーション学科 3年

「N.M」さん

子どもたちのラグビー国際交流プログラムに運営スタッフとして参加。

スポーツを通した社会貢献を学ぶ。

ゼミでは、どんな活動をしていますか?

向山先生は、発展途上国の子どもたちにスポーツを教えたり、スポーツによる地域振興に取り組んだりと、スポーツを通した社会貢献を行っています。ゼミでは、「スポーツと地域開発」をテーマとして、様々な活動を行っています。たとえば、ラグビー部に所属しているゼミの学生は、地元の龍ケ崎市でラグビー体験のイベントを行ったりしています。今年のゼミ全体での活動は、東北出身のゼミ生の希望もあり、向山先生を中心とする団体が岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで開催している「釜石キッズラグビー国際交流プログラムKAMAISHI KIDS TRY」の運営に参加しました。台湾の小学生、釜石や熊本の小学生、東京在住のフィジーの小学生が集まって、タグラグビーの試合をしたほか、共同生活を送ったりと、釜石を知るイベントに一緒に参加し、交流しました。

M.Mさん自身は、どんな活動をしましたか?

国や地域を越えた混成チームで試合ができるように、チーム編成や対戦表を作ったり、子どもたち同士が仲良くなれるようなアイスブレイクを考えたりしました。まずは子どもたちの名前を覚えて話しかけ、ボールを使った遊びなどを通して信頼関係を築いていきました。最初は台湾のコーチに通訳をお願いしていましたが、それではうまくコミュニケーションを取ることができなかったため、ジェスチャーや声のかけ方を工夫しました。
スタッフの方とも毎晩会議をして、運営の改善を重ねていきました。努力の甲斐があって、プログラムを通して子どもたちがお互いを認め合い友情が芽生えていく様子を間近で見ることができました。また、言葉の壁を越えて台湾の子どもたちに指導を行ったことは、貴重な体験となりました。

今後はどんな活動をしたいですか?

次回も「KAMAISHI KIDS TRY」に参加したいと思っています。今回の反省点・改善点を踏まえ、子供たちがもっと仲良くなれるように工夫したいと思います。また、子どもたちは東日本大震災の津波の被災地を訪れたのですが、感想でそのことに触れた子どもは少数でした。子どもたちにどうすればもっと地域を知ってもらえるかの工夫もしたいですね。

最後に、ゼミのアピールポイントを教えてください。

高校までは、スポーツというと自分が競技するもので、選手以外に接するのはコーチやインストラクターくらいだと思います。しかしオリンピックに代表されるようにスポーツは国際交流の機会でもあり、地域活性化の手段でもあります。そうした、競技とは違う形でスポーツに関わることができるのがこのゼミの最大の魅力です。今までやってきたスポーツを社会に活かしたり広めたりすることに興味がある人は、一緒に向山ゼミで学びましょう。

※プライバシーに配慮し、学生の名前はイニシャル(姓・名)で記載しています。
※掲載内容は2020年取材当時のものです。