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JICA海外協力隊セミナーを4年生合同ゼミで開催しました

写真:海外協力隊セミナーの様子

713日に本学サブアリーナにおいて、スポーツ健康科学部の4年生を対象にJICA海外協力隊セミナーが開かれました。最初に青年海外協力協会の原浩治さんより、海外協力隊の内容や応募資格、活動内容等の事業概要の説明がありました。クイズ形式で現在の国の数や人口数などを出題しながら、海外協力隊が派遣されている国数やこれまで派遣された隊員数なども紹介されました。

                
             写真:海外協力隊の事業内容を説明する原氏        写真:資料を見ながら説明を聞く学生の様子

その後、実際に海外協力隊に参加された日本ウエイトリフティング協会の中野純平さんから、パラグアイのナショナルチームでウェイトリフティングの指導に当たった体験談やご自身が海外協力隊に出会うまでの経緯や経験後の状況などについてお話を頂きました。

    写真:海外協力隊員としてパラグアイでウエイトリフティングの指導を説明する中野氏

その後、参加した学生からの質疑応答の時間が設けられ、現在流通経済大学とJICAによって進められているJICA大学連携(ラグビー経験者と保健体育の免許取得者の海外派遣)についての質問や、応募資格のスポーツ経験年数など活発な意見交換がされました。

                 
                    写真:学生からの質問の様子            写真:中野氏のアイスブレーキングの様子

 

【参加した4年生の感想】(一部)

◎印象に残った事が二つあります。一つ目は、中野さんは学生時代英語が得意ではなく赤点を取っていた時もあったという事です。私自身、留学してみたいという気持ちもありましたが英語が苦手であるため諦めた経験があります。中野さんのように努力してテストに合格し、海外で活躍する方にすごく魅力を感じました。二つ目は、海外協力隊の種目の多さです。この説明会に参加させていただくまではスポーツを教える機会がある事さえも知りませんでした。しかし28種目もスポーツ競技があり、多くの人が参加できる機会があると感じました。英語が伝わらない国でも、ボディーランゲージを使い交流出来ることも一つの楽しさであると思いました。大学で短期一ヶ月間海外に行き、スポーツを教える機会はなかなか無いと思うのでとても貴重な経験であると感じ興味が湧きました。

◎今回のJICA海外協力隊の講義を聞いて、現地の人々と共にその国や地域の課題解決に取り組むというとは誇りのある組織であること感じました。これまで世界99ヵ国に約50000人以上の隊員を派遣していると知り、実際に世界に大きく貢献していて、やりがいのある取り組みをしていると感じました。JICA海外協力隊に参加するための2つの重要な心構えに「現地の人々とともに」「チャレンジ精神」とありましたが、この2つの大切さを理解していると自覚しているので、機会があれば参加したいと思いました。

◎今回JICA海外協力のお話を聞いてみて3つの目的があり、「開発途上国の経済・社会の発展・復興への寄与」、「異文化社会における相互理解の深化と共生」、そして「ボランティア経験の社会還元」があります。JICA海外の技術と経験を生かして、開発途上国の人々の為に働く事が大切だと思いました。世界一観光客が少ない世界文化遺産であるトリニダ遺跡というのも、とても綺麗な場所だと思いました。私も海外協力に少し興味が持てたので支援など日頃できる募金活動を積極的に行っていきたいと思いました。

◎JICAは開発途上国の経済や社会の発展、復興を通して現地の人々とともに色々なことにチャレンジできることが分かりました。体育・スポーツ隊員の派遣人数の野球やサッカーなのに加えてアーチェリーやフェンシングなどまで幅広い28の競技を通じて国際協力をしていた。そのままオリンピック、パラリンピック委員会に配属され、ジュニアやナショナルチームの指導をすることもあるということに驚きました。英語でのコミュニケーションレベルがD(日常会話程度)であれば、頑張れば取得できると思うし、さらに生活において役に立つのかなと思っいました。私は海外にはあまり興味はありませんが、このような仕事もあることを初めて知ることが出来て、とてもいい経験になりました。