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法学部の実学:「税関」ってどんなところ? — 千葉税関支署ゲスト講義

「税関」といっても、私たちは海外旅行の際に空港で目にする程度かもしれませんが、国の機関として重要な役割を担っています。
法学部のキャリア科目「法学部生のキャリアデザイン」では、横浜税関千葉税関支署による講義が行われ、その幅広い業務内容や、不正薬物取締りなどの緊迫した職務の様子などについて興味深く聴講しました。

髙橋幸喜・千葉税関支署長による講義 (2022年12月13日@新松戸キャンパス)

まず髙橋支署長から、明治時代に始まった税関の歴史や、最近の我が国の貿易動向、そして税関の主要業務について、豊富な写真とデータをもとに講義していただきました。
例えば「偽ブランド品」の国内への流入を防ぐのも税関の重要任務ですが、その説明の際に「コピー商品」の現物を回覧してくださるなど、実感的に学ぶことができました。法学部の授業でも日ごろ耳にする「知的財産権」の問題などを、実地で理解する貴重な機会になったと思います。

税関マスコットキャラクター「カスタム君」も来校

続いて、渡邉総務係長からご自身の経験をもとに、税関の仕事の魅力と、税関職員の国家公務員としての採用方法について説明がありました。民間企業を相手にした業務から国際的な業務まで、その幅広さに学生も驚いたようです。
学生からは次のような感想が寄せられました。
「国民が安心・安全な社会で生活できるように、様々な対策を行なっていることが魅力的に感じた。」「不正薬物の摘発件数が一気に増えた背景に法改正が関わっていたことから、改めて法律というものが私たちに身近な存在なのだと感じた。」「税関による知的財産侵害物品の輸入差止は、健全な市場競争を維持することができるほかに、消費者の健康と安全を保護することもできるので、重要さを感じました。」
公務員の仕事の幅広さ、その役割の重さを、今回もよく実感したようです。