恋愛の心理学
社会心理学で扱う内容には、恋愛関係についてのものもあります。今回は、『愛の色彩理論』を取り上げた授業です。
アガペやルダスと呼ばれる6つの恋愛観が存在するという説明が『愛の色彩理論』です。
授業では、この理論に基づいて開発された心理尺度(いわゆる心理テスト)に、受講生が回答し、自己採点して、自身の恋愛傾向はどのように判定されるのかも確認する体験も交えて学習しました。
【学生の感想】
Iさん
紹介されたアンケート調査の結果が、「男性は女性より浮気の傾向が低い」など、イメージと違うことが多く驚いたが、そもそも私たちのそういったイメージを作っている日本のドラマや映画は、“恋愛もの”に関していえば女性向けに作られているものが九割だと聞いたこともあるので、イメージと食い違いがあるのも無理はないとも思えた。
Mさん
自分の結果を平均点と比べて、先生の解説する女性の特徴と自分の結果が合っていない気がしたので、私の恋愛観は世間一般とズレているのかなぁと思った。最近、彼氏や友達にもそのようなことを言われたばかりなので、なにかショックを受ける…。でも、付き合いが長くなると尽くさなくなっていくものなのかなと、面白かった(笑)。
数字からいろんなことが読み取れて、興味深かったです。
Aさん
先生は今日やった心理テストを奥さんにやらないんですか?
相手がプラグマやルダスだったら怖いですよね?私はマニアの得点が高かったですけど、たぶんあっていると思います。今度、恋人にも答えてもらいたいと思います。
恋人がいる人と、いない人で、回答傾向が変わってしまうという結果の解説が面白かったです。
Uさん
「女性は付き合っている人に尽くさない」という結果が出ていることが、少し悲しく感じました。私は相手を一番に考え、尽くしているつもりなので、その結果に驚きました。
自分の結果は、相手を想いすぎていることの表れなのか、マニアの点数がすごく高かったです。自覚があるようでなかったので、複雑な気持ちになりました。
Iさん
昔の自分はエロスが高かったように思うのですが、今は現実的な部分を考えることが多いので、エロスは昔より低くなっているのではないかと感じています。そのように、変わるもののようにも思えました。