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大学院生の論文が「体育の科学」に掲載されました

宿谷あゆみさん(平成28年3月スポーツ健康科学研究科修了)の論文(小中学生の柔軟性は発育発達に伴い増大するか?[宿谷あゆみ,小粥智浩,膳法亜沙子,大槻毅])が体育の科学2月号に掲載されました。

この論文は修士論文の一部を投稿用に練り直したもので、発育発達に伴う柔軟性の増大を示唆する文部科学省体力・運動能力調査の矛盾を指摘し、柔軟性を高める運動の必要性を訴える内容です。体育の科学は,日本体育学会が編集協力しており、学校体育や少年少女スポーツの指導者に多く読まれています。この論文をきっかけに、学校体育や地域スポーツにおいて、柔軟性トレーニング(ストレッチなど)の見直しが期待されます。

宿谷さんは、大学院修了後、高等学校の体育教師として授業や部活動(新体操部)で生徒と向き合う多忙な日々の中で、この論文をまとめ上げました。学校体育・部活動の実態を肌で感じながら推敲を繰り返すことで、院生時代には気づかなかったデータの価値を発見したことでしょう。スポーツ健康科学部では、卒業・修了生のさらなる成長を可能な限りサポートしていきます。