


法学部・法律学科
教員VOICE
多くの人による契約に関する法律の成り立ちや運用を研究
民法は人と人との間のルールを定める法律で、私たちはいつも民法に関わって生きています。たとえば電車に運賃を払って乗るとき、買い物をするとき、家を借りるとき、私たちは他人と「契約」をします。もし、契約について何かトラブルが起こったときには、民法をはじめとした法律にのっとって解決します。そして私は、民法のうち“多数当事者の債権債務関係”に関するルールを研究しています。複数人で家やお金を貸し借りするような、当事者が多数いるときのルール作りが私の研究テーマです。関係する誰もが納得できるようなルールのあり方を考えるのは難しいですが、やりがいがあります。また、法律というのは杓子定規にルールをあてはめることが正義に適うとはかぎりません。解釈の仕方によって、心の通ったものになります。法学は、法を通じて世の中の問題を考えることでもあります。
ゼミの先生にもらったシャープペンシル
大学3年生のとき、ゼミの模擬裁判でのMVP賞として先生からもらいました。それ以来、大切に使っています。
池井戸潤の小説(特に短編集)
ドラマの『半沢直樹』が有名ですが、銀行員の仕事を通じたお金の話が多く、法律を知っていると楽しく読めます。