[地域人間科学科]1年ゼミが国営ひたち海浜公園でフィールドワーク—地域を“見る力”を磨く
4月に龍ケ崎キャンパスのフィールドワークをした地域人間科学科1年ゼミの学生たちは、その後エリアを広げて龍ケ崎市のショッピングモールを見て回ったり、共創社会学部編の『大学的ちばらきガイド』を読んだりしながら、周辺地域について考える機会を持ちました。
9月1日、今度は範囲をさらに広げて観察すべく、茨城県の名所のひとつである、国営ひたち海浜公園を見て回りました。勝田駅から車で20分ほどのところにあり、もともと陸軍の水戸飛行場があった場所で、米軍が対地射爆撃場に使用した後に国に返還され、現在の施設となった広大な施設です。
お昼前に集合した学生たちはまずはバーベキューで腹ごしらえ。火起こしに苦労しつつ木に囲まれたバーベキュー場の様子も観察しました。その後先生の指示に従い3ルートに分かれて広い海浜公園を見て回ります。
砂丘・松林を見て回ったグループは海岸近くにある砂丘エリアを散策。海岸を向こうに見ながら砂丘の広大さに感じ入っていました。
観覧車やジェットコースターなど、各種レクリエーション施設が集まるプレジャーガーデンを回ったグループは、当日の来場者は少なかったものの、ジェットコースターもあって一日中楽しめそうな施設の充実ぶりに、感心していました。
最後にバーベキュー広場から離れたところにあるみはらしの丘にレンタサイクルで向かったグループは、最初は整った自転車道に感心しつつ、みはらしの丘の坂道に息も絶え絶え。到着した丘の上から見たコキアの素晴らしさに感動していました。
観察を終えた3グループは教員の待つ「グラスハウス」に集合。これまでの観察の様子を話し合いながら記録シートを埋め、各グループで報告会を行いました。
かつては軍が利用していたこの場所が今では多くの人が楽しむ場になっていることをかみしめる機会となりました。