朝日新聞に国際文化ツーリズム学科・福井准教授のインタビュー掲載
2024年11月14日付の朝日新聞朝刊「耕論」に、共創社会学部国際文化ツーリズム学科の福井一喜准教授のインタビュー記事が掲載されました。観光立国の問題点、その背景にある資本主義や政治に関する論点を指摘しています。この記事は11月14日の朝日新聞アクセスランキングで第2位になるなど、多くの方に読まれており、記事へ賛同・支持する声が各所から集まっています。
【朝日新聞 2024年11月14日付朝刊 承諾番号:24-3011】 ※朝日新聞社に無断で転載することは禁じられています
<福井准教授のコメント>
記事公開直後から様々な声が寄せられました。この記事が多くの方に読まれたのは、それだけ多くの方が観光のあり方に違和感を持っていたからだと思います。観光産業の方々もよく、「観光立国の悪循環がもっと知られてほしい」と話していました。国際文化ツーリズム学科では以前からインタビューで述べたような観光の課題が認識されていましたし、それを乗り越えていく方法を学生と考えてきました。その意味では、今回の記事が広く読まれたことは、学科の考え方が支持されたということでもあるかと感じます。
観光の矛盾はインタビューで述べたことにとどまりません。これを機に観光の議論が深まることを期待しています。
<プロフィール>
福井一喜 共創社会学部国際文化ツーリズム学科准教授。博士(理学)。筑波大学大学院生命環境系博士特別研究員を経て本学に着任。本学では「地域研究論」「観光地理学」等の講義を担当。2023年度〜2024年度国際文化ツーリズム学科主任(学科長)。これまでに日本経済新聞、朝日新聞、テレビ朝日、ABEMAなどでコメント掲載や寄稿、番組出演。著書『「無理しない」観光 価値と多様性の再発見』(ミネルヴァ書房)は、日本経済新聞にて書評され、大佛次郎論壇賞最終候補、観光学術学会著作奨励賞。ほか地理空間学会学術賞、奨励賞。