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2020年度社会学科卒論大賞を表彰

1月28日に開催された社会学科卒業論文発表会の閉会式で、今年度優秀な論文を書いた学生15名が表彰されました。表彰状は、卒業証書とともに受賞者に授与する予定です。

下に受賞者の卒論テーマを紹介します。

 

<卒論大賞>

下道美憂さん「現代におけるタトゥーの在り方」

 

(※授与日は卒業式の3/20となっています。)

 

<各領域賞>

「新型コロナウイルス感染症蔓延下における大学生の意識調査」(社会学)

「ベトナム人留学生の日本人イメージ―日本語能力とイメージの関係―」(心理学)

「失敗経験からの回復と成長」(心理学)

「認知症におけるソーシャルワーカーの役割」(社会福祉学)

「玩具を通した子どもが主体となる遊び-保育現場での実践を踏まえて-」(保育学)

 

<佳作>

「社会的手抜きとは~全容と対策~」

「空き家問題について」

「日本企業にリモートワークが普及しない理由―企業と社員の関係性についての考察―」

「待機児童問題」

「男子大学生と女子大学生がものに対して感じる「かわいらしさ」の差の研究」

「注意力~ヒューマンエラーの対策~」

「「人類を嘲笑え」~攻撃対象の表現の変化と攻撃方法による不快感の変化~」

「徳の研究」

「発展途上国で生まれた子どもたち-フィリピンと日本を比較する-」

 

 

<卒論大賞に輝いた下道美憂さんからのコメント>

 この度、このような賞をいただき、大変嬉しく思います。

 卒業論文は、自分自身との戦いだったと感じます。初めは困難の連続でした。思うように執筆が進まないことも多々あり、非常に辛い時期もありました。しかし、壁にぶつかっても投げ出さず、一つ一つ乗り越えたからこそ、このような結果が得られたのだと思います。

 この先、人生において辛い場面が必ずあると思います。今回、卒業論文を執筆するにあたって得られた、自分自身と向き合い諦めない姿勢や課題を解決する力は、自身の宝になったと感じます。この経験を活かしさらに成長していきたいと思います。

 最後に、大賞をいただくことが出来たのは、常に温かく見守り、ご指導くださった指導教員の下司優里先生のおかげです。また、調査に協力してくださった友人や家族など、多くの人に支えられていることを実感しました。本当にありがとうございました。

 

<審査担当から一言>

 下道さんの卒業論文は、「なぜ日本人はタトゥーに対するイメージが悪いのか」という一貫した関心に基づき、地道に資料収集とデータ分析に取り組んだ点が高く評価されました。タトゥーやイレズミの歴史、日本と海外のタトゥーへの認識の違いについて詳細に調べて考察したうえで、アンケート調査を行い、仮説について検証を試みました。身近な現象に対して疑問を持ち、それを社会学の視点や方法から緻密に検証していった意欲的かつ優れた論文で、後輩たちの良い見本となると思います。(桜井淳平 社会学科助教)

 

 

(発表会の様子はこちらをご覧ください)