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国際観光学科授業紹介② ~とんがったツアー・とんがった企画~

国際観光学科の授業を紹介する企画第2弾です。

今回は私、辻野が担当する「観光産業論」について紹介します。

〈第1弾はこちらをご覧ください〉

 

観光産業論は観光に関わる産業、例えば鉄道、航空、ホテルなどについて学習する授業です。今年はコロナ禍の関係で対面ではなく、オンラインで学習することになりました。

オンラインに良い点もあるのですが、ややもするとワン・ウェーになりがちなので一つ工夫をしました。毎回、学習した内容についてのレポートに加え、エッジの利いたツアーや企画を紹介して意見・感想を求め、学生からの反応をよくしようとしました。

題して「とんがったツアー」、「とんがった企画」シリーズ。

 

例えば、「LCCで世界一周20万円」、「爆破シーンのロケを見るツアー」、スタンプラリーのように、その寺を紹介したトランプを集める「お寺トランプ」、「高校生が作って販売をする高級な高校生おせち」、そして一番反応が面白かったのが次の2件。

 

「ごっつお玉手箱列車」:さびれかけた秋田内陸鉄道が人気の鉄道に変身!! 

列車が駅に停まるたびに、モンペ姿の地元のお母さんたちが自分たちで作った、できたての料理を積み込み、ふるまいます。終着駅に着くとフルコースを堪能したことになります。次は何が出るかのワクワク感とお母さんたちの温かいおもてなしに、お客さんたちは大喜び。観光には何が大切かを学生は学びます。

 

そして一番人気は黒川温泉の「湯あかり」:現地の竹を使い、地元の人が作った球形の鞠灯篭をライトアップされた川の地域に浮かべることで、温泉に幽玄の雰囲気を創ります。

昨今多く見られる凡百のイルミネーションとの違いが、その現地の素材と現地の人の手作り感なのだと気付き、多くの学生から「素晴らしい」との声がたくさん上がりました。

  

〈出典:Japan Tourism Award 応募資料〉

 

反応は期待を遥かに上回るものでした。学生たちの意外な視点に驚かされることもしばしば。一個一個の例は話題の宝物になります。

ちょっとした工夫で学生との距離がグーンと縮まりました。