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【国際文化ツーリズム学科】台湾ゼミ旅行の結果報告(その3) ―台湾観光の魅力とは―

 2025年9月1日から5日まで5日間の「台湾ゼミ旅行」結果報告の最終回、3回目です。今回は、台湾観光の魅力を紹介します。(その1はこちら・その2はこちら
 台湾は韓国、アメリカに次いで第3位の日本人海外旅行者の訪問先です(2024年)。台湾の人気の高さは、日本から3~4時間と近いことや治安の良さ、食べ物のおいしさもありますが、魅力的な観光地が多いことも大きな理由です。学生たちは、この旅行を通じ台湾観光の魅力に迫りました。

 台北市の北のはずれにある故宮博物院では、北京から国民党が持ち出した大量の文物が展示されています。最も有名なヒスイの白菜は国外で展示中のため見られませんでしたが、豚の角煮そっくりの肉形石、十八層の透かし彫りの象牙の球など貴重な宝物に、中国の歴代王朝の強大な権力を実感しました。


 台湾で最も高い101階建ての高層ビル「台北101」も、台北の代表的な観光スポットで、多くのレストランやショップも集まっています。


 夕食を終え暗くなってからの夜景体験です。日本製の超高速エレベーターでわずか37秒で89階の展望台に着きます。ここからの360度の展望はすばらしいですが、さらに階段で上がった91階での屋外の展望は街の様子が一層くっきりと見え圧巻です。


 台北から列車とバスを乗り継いで九份(キュウフン)の街も訪問しました。「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルと噂される阿妹茶楼(アーメイチャロウ)とその周辺の景観は、いまや台湾観光最大のアイコンとなっています。日が暮れると赤い提灯に灯がともり、街が幻想的な雰囲気に包まれる中、次々と押し寄せる観光客が狭い急な階段のメインストリートを埋めていました。


 多文化社会・食文化・観光の魅力とさまざまな切り口から台湾を見てきた5日間でした。海外旅行を通じて広い世界と多様な文化を体験する楽しみを知ったことは、学生たちにとって何物にも代えがたい財産になったことでしょう。

市岡 卓
(国際文化ツーリズム学科教員)


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