味水佑毅教授らの研究グループが日本物流学会賞を受賞しました
流通情報学部の味水 佑毅(みすい・ゆうき)教授らの研究グループが、2025年度の日本物流学会賞を受賞しました。同賞は、2022年4月1日から2025年3月31日までに刊行された論文の中で、最も優れていると認められるものを対象としています。
【受賞者】
渡部 大輔(東京海洋大学)
味水 佑毅(流通経済大学)
根本 敏則(敬愛大学)
【受賞論文】
・対象論文:「ドローンを用いた撮影調査を通じた高速道路SA/PAにおける大型車の駐車行動の解析と駐車問題の解決策の提案」、『日本物流学会誌』、第32号、pp.111-118、2024年
・著者:渡部大輔(東京海洋大学)、味水佑毅(流通経済大学)、根本敏則(敬愛大学)、兵藤哲朗(東京海洋大学)、利部 智(公共計画研究所)、田邉 肇(多摩ドライビングスクール)
【受賞論文の概要】
高速道路の休憩施設(サービスエリア、パーキングエリア)では、特に深夜帯に大型車(主にトラック)の駐車マスの混雑問題が生じています。この問題に対し、本研究では、ドローンを用いて上空から動画撮影を行い、流入した大型車の挙動をデータ化を行いました。そして、そのデータを用いたパターン解析を通じて、適切な駐車マスの配置や車両誘導方策など、問題解決に向けた提案を行いました。
【味水教授のコメント】
このたびは伝統ある日本物流学会の学会賞を受賞し、大変光栄に思っております。
本研究で対象とした高速道路の休憩施設の混雑問題は、トラックドライバーの労働環境の改善を考えるうえでも解決が求められる喫緊の課題です。
今後も、本研究を基礎としつつ、物流課題の解決に貢献できる研究を実践していきたいと考えています。