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企業訪問講座 (2025)

流通経済大学では、毎年度、産学連携による企業訪問講座を実施しております。今年度は以下の企業訪問を実施しました。
今回も、様々な拠点や倉庫を見学することで、授業で習ったことの確認や、新しい発見があったと思います。

お忙しい中ご協力いただきました企業様、ありがとうございました。

2025 年度 ロジスティクス企業訪問講座 日程
9 月 9 日(火)
オルビス東日本流通センター
埼玉県加須市鴻茎に位置するオルビス東日本流通センターは、化粧品・健康食品メーカーであるオルビスの東日本における物流拠点です。EC通販を主軸とする同社にとって、このセンターは迅速かつ正確な商品配送を支える重要なハブとなっています。AGV3330台やWMS(倉庫管理システム)を導入し、多様な顧客ニーズに応えるための効率的なピッキング、梱包、出荷作業が行われています。商品の品質保持にも配慮した保管環境が特徴で、顧客への安定供給を可能にしています。実際の現場を見学し、質疑応答を行いました。

味の素 久喜物流センター
味の素久喜物流センターは、埼玉県久喜市に位置し、食品メーカーである味の素グループの製品を東日本エリアに供給する大規模な物流拠点です。家庭用から業務用まで多岐にわたる製品の保管・管理・配送を担っており、特に食品の安全と品質を維持するための厳格な温度管理や衛生管理が徹底されています。
大口のものが多く、箱単位やパレット単位で保管・出荷が多かった印象です。
担当者に施設を案内していただきながら説明を受けた後、質疑を行いました。

 

9 月 10 日(水)
JR 貨物東京貨物ターミナル
東京都品川区に広がるJR貨物東京貨物ターミナルは、日本最大級の鉄道貨物輸送の拠点です。全国各地を結ぶ貨物列車の発着点として、多様な品目の輸送を担っています。特にコンテナ輸送においては、トラックとの連携によるモーダルシフトを推進し、環境負荷の低減にも貢献しています。広大な敷地内には、コンテナの積み降ろしを行うトップリフターや、貨物列車を仕分けするヤードが広がっています。
同じ荷主・貨物利用運送事業者で貸し切り、出発地から目的地のターミナルまで一括して輸送する貨物列車「ブロックトレイン」が入線してくる時間に合わせて見学し、同じ種類のコンテナが乗った列車から、どんどんとコンテナがトラックに載せられ運び出されていきました。

 

スクロールロジスティクスセンターみらい
通販事業を展開するスクロールグループの主要な物流拠点の一つです。ECビジネスの拡大に対応するため、自動倉庫システムやロボティクス技術を積極的に導入し、商品の保管からピッキング、梱包、出荷までの一連の作業を高度に効率化しています。特に、多品種少量生産や多様な配送ニーズに対応できるよう、柔軟性の高いオペレーション体制を構築しています。

9 月 11日(木)
国際物流総合展 2025
物流業界における最新技術やサービスが一堂に会するアジア最大級の展示会です。国内外の物流事業者や関係者が集まり、情報交換やビジネス創出の場としても機能します。学生は東京機械製作所、SBS ホールディングスのブースを見学後、自由見学を行い、午後から JILS ツアー「学生のための物流展見学ツアー」に参加して、他校の学生や、人事担当者と交流しました。


9 月 17日(水)
三井不動産 Logistics Park
全国各地で展開する先進的な物流施設シリーズです。最新鋭の設備、高い耐震性能、環境配慮設計などを特徴とし、倉庫機能だけでなく、オフィスやアメニティスペースを併設することで、働きやすい環境も提供しています。最新のショールームを見学した後、「&モール」の倉庫を見学しました。

コクヨサプライロジスティクス(株)
コクヨ製品の調達物流から生産物流、販売物流まで、サプライチェーン全体を統括し、効率的かつ高品質な物流サービスを提供しています。全国に広がる物流ネットワークとITシステムを活用し、迅速な商品供給とコスト削減を実現しています。また、環境負荷低減に向けた取り組みも積極的に行っています。見学後、カウネットの誕生の歴史などをお話しいただき、ネット通販に関しての質疑応答を行いました。

9 月 19 日(金)
東京都中央卸売市場豊洲市場
2018年に築地市場から移転した、日本最大級の生鮮食料品市場です。水産物部、青果部、仲卸売場、物販・飲食施設で構成され、全国および世界各地から集まる新鮮な食材が取引されます。高度な衛生管理と温度管理が徹底され、品質管理が厳しく行われています。東京の食を支える重要な物流拠点であり、国内外への食料品供給のハブとなっています。
概要説明の後、マグロセリの会場や、仲卸、青果部(自動立体低温倉庫)などを見学しました。

ヤマト運輸「羽田クロノゲート」
羽田空港に隣接する立地を活かし、国内だけでなく国際間の高速輸送を可能にしています。仕分けや配送だけでなく、付加価値サービス(医療機器の洗浄・滅菌、アパレルの補修、商品の加工など)も提供する「バリューネットワーキング」構想の中核施設です。24時間365日稼働し、最新鋭の自動仕分け機や情報システムを駆使することで、多種多様な荷物を全国、そして世界へ迅速に届けています。一般の見学コースを見た後で、会議室で質疑応答を行いました。


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