【法学部】島田ゼミが合宿を行いました
9月8日から10日にかけて、法学部の島田ゼミが、千葉県千葉市(幕張)でゼミ合宿を行いました。
今回の合宿では、「転売の法的な境界線とは―刑法的観点からの分析-」、「正当防衛と過剰防衛の違い」などについて、班ごとの調べ学習の成果を発表するとともに、「司法取引制度について」賛成側、反対側に分かれてディベートを行ったほか、刑法の判例を題材として、「放火罪の既遂時期」、「犯人が考えていたことと異なる結果が生じた場合の故意の成否」などの問題について、検察側、弁護側に分かれて裁判形式での討論も行いました。ディベートや討論では、司会進行だけでなく、勝敗を決める審判や裁判官役も学生が務め、充実した学びの時間を過ごしました。
また、2日目の夜には懇親会も行いました。日中にときに笑いを交えながらも真剣に議論を交わしていた雰囲気とは異なり、ゼミ生同士の親睦を深める和やかなひとときとなりました。
事前準備は非常に大変だったようですが、普段の授業よりも質問や批判・反論をする時間を十分にとることができ、3年生からも活発な発言を聞くことができました。ディベートにおける役割分担、テーマ決定、宿泊場所から懇親会の場所の手配まで、学生が主体的に行動してくれ、上級生が下級生をリードしつつ、互いに学び合う姿も見られ、ゼミ全体としての一体感や相互の成長を強く感じました。(担当教員)
【参加学生のコメント】
合宿では、難しい問題もありましたが、皆と楽しくディベートを行うことができ、自分から積極的に発言する良い機会となりました。また、食事を共にすることで交流も深まり、合宿を通じて貴重な社会経験を得ることができました。(法律学科3年)
ゼミ合宿を通じて、これまで大学生活の中でも関わることが少なかった先輩方と活動を共にすることができました。授業に関する話だけでなく、就活の体験談や雑談を交わす中で距離が縮まり、合宿に行ったからこそ得られた貴重な経験となりました。(自治行政学科3年)