【国際文化ツーリズム学科】韓国ソウルのカフェから都市の観光を考える
国際文化ツーリズム学科で「観光地理学」を担当している、准教授の福井一喜です。私のゼミや授業ではカフェについてよく取り上げます。
みなさんはカフェに行きますか? 私は仕事をしたり友だちと会ったりするだけでなく、その地域や都市のことを知るためのフィールドワークとしても、カフェにはよく行きます。カフェに行くと色々なことがわかります。
例えば下の写真は、韓国ソウルでいま流行のカフェで、「量り売りケーキのカフェ」です。アイスクリームみたいにケーキをすくい取って、頼んだ量だけ食べられます。現地で体験してきました。日本にはなかなかない業態ですよね?
韓国にはこういう変わったお店が多いです。韓国の都市は競争が厳しく、新しくて個性のあるお店がどんどん出てきて、お店が入れ替わっていくのが特徴です。それはお店の経営の仕方や、都市の制度、仕組みが日本と違うためです。今、こうした韓国の取り組みを日本の都市や地域の活性化に応用する方法が研究されています。……では、どんなふうに? というのは授業でお話します。オープンキャンパスでもご質問頂けたらお答えしますね。
執筆者:福井一喜(国際文化ツーリズム学科准教授) 専門は観光地理学、経済地理学。