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【地域人間科学科】 味覚は色に影響される?

 新入生も待ちに待った大学での授業が始まりました。共創社会学部地域人間科学科は新松戸と龍ケ崎、2つのキャンパスを選択できます。とはいえ、受ける授業はどちらでも同じです。
 1年生向けの授業に「心理学概論」があります。2年生以上に向けた「心理学」の専門の授業にはどんな内容の授業があるかを1年のうちから知ってもらう授業です。

 この授業の前半では、知覚や認知について紹介します。さて、1回目の授業の中でコーヒーの味の評価(認知)が色に影響されてしまうという実験があることを紹介しました。(白い机が新松戸での授業、木目の机が龍ケ崎での授業です)

       

 そこで、その紹介をする前の授業の冒頭で、実際にその日の朝に豆を挽いて淹れてきたコーヒーを、何人かに飲んで濃いかどうか、酸っぱいかどうかを評価してもらいました。
ただ、飲んでもらう前に、2種類のコーヒー豆の袋を、みんなに見せます。
 そして、「朝、淹れてきたんだよ」と黒い水筒と白い水筒を見せてから、最初に、黒い水筒からコップに注いだコーヒーを飲んでもらいました。


すると…
香りの評価はほぼ差がなさそうです。
けれど、白い水筒のコーヒーか、黒い水筒に入っていたコーヒーなのかで、濃さや酸味(苦味)という味わいの評価には、グラフに現れたように、差があるようです。


わたしたちの認知は、色の・いろんな状況の影響を受けているんですね。


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