法学部で広がる未来の自分の可能性 第22回 〜資格取得で広がる未来!宅建士合格者の目指す先とは〜
法学部といえば資格に強い、そういうイメージをもっている方も多いかと思います。実際に、流通経済大学の法学部生の中にも資格取得に向けて勉強をしている人がたくさんいます。そこで今回の「法学部で広がる未来の自分の可能性」では、2年生で宅建士の資格を取得した大澤さんに、資格取得についてのお話を聞いてきました。資格取得のための勉強法や将来の展望についても話を聞くことができましたので、ぜひご覧になっていただければと思います。
――大澤さん、この度は宅建士の資格試験に合格したとのこと、おめでとうございます。今日は、この資格の取得についてお話を聞かせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
大澤:ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
――さて、早速ですが、大澤さんが宅建士の資格を取得しようと考えたきっかけを教えてもらえますか?
大澤:はい。大学入学当初、自分にはやりたいことや目標が無いなと感じ、何か目標を立てようと思ったことがきっかけでした。いろいろ考える中で、せっかく法学部に進学し、法について勉強しているなら、宅建士に挑戦してみようと思ったことから、宅建士の資格取得を目指すようになりました。
――法学部に進学したことが宅建士を目指す契機になったということですが、目標を考える際に、他の資格などについては考えたりしませんでしたか?
大澤:宅建士の他にも簿記2級や英語の資格も取得できればと考えていましたし、今でもそう考えています。その中で宅建士の資格取得を最初に目指した理由は、宅建士の試験が年に一度しかなく、もし合格できなかった場合に次の試験までに時間がかかると感じたからです。
――なるほど、さまざまな資格取得に向けたスケジュールを考えての目標設定だったのですね。それでは、宅建士の資格取得のために試験勉強を始めた時期を教えてもらえますか?
大澤:宅建試験を最初に受験したのは大学1年生の時でした。この時は、大学入学直後で法律についても全くわかっておらず、宅建に対する知識も薄かったため、勉強を始めたのも試験の3ヶ月前からでした。そんな状況だったこともあり、この年の試験は不合格だったのですが、それでも合格まであと1点という成績だったので、大学での勉強に集中すれば合格できそうだと感じました。そして2年目は少し早めの5ヶ月前から準備を始め、無事に合格することができました。
――1年目の経験を2年目に活かすことができたということですね。ちなみに勉強時間は1日どのくらいだったのでしょうか?
大澤:大体1日あたり1時間半〜2時間を目安として勉強をしていました。通学に往復1時間半ほどかかるので、通学の時間や授業のない時間などスキマ時間をとにかく有効活用して勉強していました。
――勉強の際に苦労したことや、それを乗り越えるために工夫したことなどがあれば、それも教えてもらえますか?
大澤:はい、宅建試験は基本的には暗記するようなことが多いのですが、特に重要事項説明書の内容を覚えるのには苦労しました。いろいろと工夫はしてみましたが、どうしても覚えられないなというところは夜寝る前に一瞬だけ取り組んで、朝の通学の時間に復習することで記憶を定着させることができたと思います。
――ありがとうございます。法学部に進学したことが宅建士の資格取得を目指すきっかけになったとおっしゃっていましたが、実際に法学部での学びは宅建士の試験勉強に役立ちましたか?
大澤:はい。宅建試験では民法の財産法分野の問題が出題されるため、民法等の授業を受講し、その際に先生にも質問できる環境があったことは良かったなと感じています。
――法学部の先生方は、資格試験に関する質問などにも対応してくれましたか?
大澤:ええ、先生方にわからないところを聞くとなんでも親身になって教えてくれました。そうした経験が少なからず合格の糧になったことは間違いありません。
――それはとても良かったですね。ところで、宅建士の資格を取得したことで、大澤さんの将来についての考え方や進路について変化はありましたか。
大澤:宅建士の資格については、元々は自分が社会に出たときの武器の一つ程度に思っていたのですが、実際に勉強を進める中で不動産業についても詳しく知ることができ、そのような進路に進むのもいいなと感じ始めています。
――資格取得のための勉強の中で自分の視野が広がるというのはとても素晴らしいことですね。そのほかに、宅建士の資格を取ったことで、大澤さんの考え方などに変化はありましたか?
大澤:そうですね、自分にとってはこの資格が初めて取った資格だったので、取得した時の喜びもとても大きく、これからもいろいろな資格に挑戦したいなと考えるようにはなりました。
――ぜひいろいろな資格に挑戦してもらえればと思います。それでは最後に、大澤さんと同様に宅建士などの資格取得を考えている後輩に向けてメッセージがあればお願いします。
大澤:宅建試験はしっかりと自己管理をしながら勉強すれば必ず受かると思うので、頑張ってください。また、流通経済大学には資格の取得によって単位を認定してもらえる制度もあるので、合格したときにはぜひ活用してみてください。大学生活がぐんと楽に、また充実したものになるはずです!