経済学部の阿部翔太助教の論文が掲載された『文学をひらく鍵――ジェンダーから読む日本近現代文学』が刊行されました。
経済学部の阿部翔太助教の論文が掲載された『文学をひらく鍵――ジェンダーから読む日本近現代文学』(二宮智之・九内悠水子・中元さおり・大西永昭・有元伸子編、鼎書房、2024年12月)が刊行されました。
本書には、ジェンダーに加えて「社会」・「宗教」・「身体」・「芸術」の四つの視点から文学を読み解く16本の論考と1本のエッセイが収められています。
〈本の紹介〉
ジェンダーの〈鍵〉で文学のあらたな扉をひらく
不確実性が日常を覆う時代に、私たちは何を指針とし、どのように未来を切り開くべきか。この問いに挑むカギとなる視座「ジェンダー」。社会を形作る通念を鋭く問い直し、過去と現在、そして未来を結びつける新たな視点を提供する本書。文学を通じてジェンダーを考察することで、複雑な現代社会に新しい光を投げかける。
〈目次内容〉
Ⅰ 文学×ジェンダー×社会:文学研究の方法や、社会への問題意識
Ⅱ 文学×ジェンダー×宗教:宗教が持つジェンダーの両義性
Ⅲ 文学×ジェンダー×身体:身体表象から問うジェンダー
Ⅳ 文学×ジェンダー×芸術:芸術論・音楽・演劇・ゲーム文学とジェンダー
阿部助教の論文「失われた唄を求めて――村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」論」は、「Ⅳ 文学×ジェンダー×芸術」(277-296頁)に掲載されています。