最新情報

News

法学部で広がる未来の自分の可能性 第20回                       〜法学部が育む就活力とキャリア力!〜

みなさん、こんにちは。今回の「法学部で広がる未来の自分の可能性」では、就職活動を終えられた法学部4年生の山下詩月さんからお話を聞くことができました。山下さんは、家具やインテリア商品の企画・販売を行う株式会社ニトリから内定を受け、4月から働き始める予定です。山下さんがどのように就職活動を進めていったのか、法学部で身につけた力が就職活動にどのように役立ったのか、また将来の展望についてもお話をお聞きしましたので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

――山下さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
山下:こちらこそ、なんでも聞いていただいて構いませんので、どうぞよろしくお願いいたします。

――ありがとうございます。それではまず、山下さんが就職活動を始めたときのことをお聞きしたいのですが、山下さんはどのような目標や意識を持って就職活動を始められたのですか?
山下:自分が将来どうなりたいかという目標を明確にすることを意識しました。私の場合、「人のつながりを育む空間を支えたい」という目標があったので、それを実現するために、幅広いキャリアの選択が可能で、人々が居心地よく感じられる空間づくりに携われる企業を志望しようと思いました。

――目標を具体化することから始めたということですね。では、数ある企業の中から志望企業を選ぶに当たってはどのような点を重視したのかも教えてください。
山下:私の第一志望であるニトリについていうと、リクルーターの方の手厚いサポートや研修制度の充実度、そして就職後のキャリアの選択肢が多い点に魅力を感じました。また、挑戦し続けられる環境が整っている企業だと感じたことが最終的にここに就職しようと決断した決め手になりました。

――ありがとうございます。次に、法学部での学びと就職活動との関係についても教えてください。法学部で学んだことは、山下さんの就職活動ではどのように役立ちましたか?
山下:法学部の授業を通して幅広い分野の法律を学ぶなかで、法律に関するニュースや様々な企業の実際の活動にも興味を持つことができるようになったことは、企業研究や分析をするときに役立ちました。また、授業を通して社会の仕組みを多角的に捉える視点が身についたことは、業界選びの幅を広げてくれたと感じています。

――法律の学習は就活にも役立つということですね。では、特に印象に残っている授業やゼミの内容についても教えてください。
山下:少人数の特別クラスで学習した憲法や民法の授業、また、国際法の授業が印象的でした。身近な法律から国際的な条約に至るまで、幅広いテーマに触れることで、自分の視野が広がりました。また、これらの授業ではアウトプットの機会も多く、論理的な説明力を鍛えられたと感じています。

――法律の知識だけでなく、論理的な思考力を身につけられるというのも法学部の魅力の一つということですね。そのような法学部で身につけた力は、就職活動でも活かされましたか?
山下:活かすことができたと思っています。特に自分の目標やキャリアプランを筋道立てて説明する力は、面接やグループワークの中で活かすことができました。「自分の考えを相手に分かりやすく伝える力」は法学部の学びを通して自然と培われたものです。

――大学の授業の中で、自然と論理的思考力が養われるというのは、法学部のメリットといえるでしょうね。お話にあったように就活というと、面接やグループワークが重要になってくると思いますが、これらの準備をする際に意識したことがあれば教えてください。
山下:徹底した自己分析です。企業が見たいのは「自分の内面」だと思うので、自分の性格や強み、弱みを深く掘り下げました。「メモの魔力」という本の、自己分析ワークをノート3冊分やりきったことが、大きな自信につながりました。

――ノート3冊分とは立派です。ところで、山下さんは就職活動中に何か苦労したことなどはありますか?もしあるようでしたら、どのように克服したのかも教えてください。
山下:3年生の夏にインターンシップに参加したのですが、そこで自分のコミュニケーション能力の不足を痛感し、他の学生と比較して落ち込むこともありました。ですが、その後、大学と地域が連携するイベントでリーダーを務めたり、大学のキャリアセンターを積極的に活用したりして、主体的にコミュニケーションを図る練習を重ねました。それでも面接の直前は緊張で涙が出そうになることもありましたが(笑)、挑戦を重ねることで自信がついていきました。

――ありがとうございます。法学部での学びは、これからの山下さんの仕事にも活きると思いますか?
山下:もちろんです。法律の知識はどんな場面でも役に立つと思っていますが、それ以上に法学を学ぶ中で身につけた論理的な思考や資料作成の明確さは、仕事で人と関わる場面で必ず役立つと考えています。

――貴重なお話をありがとうございます。最後にこれから就職活動を始める後輩にアドバイスがあればお願いします。
山下:就職活動では自己分析と行動(インターンシップやセミナーなどへの参加)のバランスが大切です。分析だけではなく、実際にアウトプットする場を積極的に作ってください。また、「限界を決めずに挑戦する」ことを恐れないでくださいね。

――山下さん、今日はどうもありがとうございました。就職後も頑張ってください。


入試情報 with RYUKEI