【地域人間科学科】身近な場所を見る・身近な人に聞く―社会学研究法(質的調査)の授業紹介
社会学研究法(質的調査)ではインタビュー調査やフィールドワークなど、質的調査の進め方や考え方、分析の仕方などを学び、実際にグループ研究を行います。
質的調査とは、調査結果を数や割合などで統計的に分析するのではなく、少数の事例についてさまざまな側面を全体的および統合的に把握し、調査者の洞察力をもって一般化して解釈する調査方法です。
今年度は2つのグループに分かれて観察調査とインタビュー調査を行っています。観察調査のグループはコンビニや飲食店をそれぞれ複数日観察し、多くの利用者の様子を記録しました。一方インタビュー調査のグループは身近な友人・知人にインタビューを行い、SNSが若者の人間関係にどのような影響を与えているのか、インタビューデータをもとに分析を行っています。単独の調査ではなく、グループでの調査を組み合わせ、議論を行うことで、身近な場所や身近な人の経験がとても意義深いものとして現れることが社会学研究法の醍醐味です。
レポート作成に向けたグループごとの作業風景