特別展示「はこぶを広告する はこぶで広告する ~はこぶ引札あれこれ~」開催中!
交通・運輸など「はこぶ」仕事は社会に欠かすことのできない重要なライフラインです。近年は、新型コロナウイルス感染症の流行下でインターネット通販がさらに浸透したことや、物流の2024問題等が盛んに報道されるようになったことなどから、私たちの生活が「はこぶ」仕事を抜きには考えられないと意識する機会が多くなったのではないでしょうか。
日本が近代化を進めた頃、この「はこぶ」商売をしていた人々が、どのように自らを宣伝していたのかに迫る特別企画展「はこぶを広告する はこぶで広告する ~はこぶ引札あれこれ~」を流通経済大学新松戸キャンパスで開催しています。
引札(ひきふだ)とは、現在のチラシにあたる印刷物で、開店、売り出しの際や、年末年始などに商店から顧客に配られ、顧客の家でポスターのように貼られることもありました。引札には、業種に関係する絵柄のほか、七福神や当時の最新の風俗まで、人々の心を引きつける多様な題材が描かれています。また、運送業を主としない商店などの引札にも、「はこぶ」にまつわる絵柄を見ることができます。
今回の企画展では、「はこぶ」をイメージに託して、人々が絵柄に込めた願いや時代背景についても探っていきます。同時に、みなさんの身近にある「はこぶ」のイメージをあらためて考えるきっかけになれば幸いです。
なお、2025年1月には、龍ケ崎キャンパス(図書館入り口)で、また2月には、流通経済大学付属柏中学校・高等学校(図書メディア棟)で、規模を縮小して本展を開催予定です。
◆「はこぶを広告する はこぶで広告する ~はこぶ引札あれこれ~」
日時:2024年12月3日(火)~12月21日(土) 10:00~16:00
(※入場は15:30まで / 土曜日は本学学生のみ / 日曜日休館)
場所:流通経済大学 新松戸キャンパス1号館1階 事務室前ホール
入場無料
主催:流通経済大学 物流科学研究所
共催:物流博物館
お問い合わせ:流通経済大学 物流科学研究所 logis@rku.ac.jp
※本展は流通経済大学設立にかかわりのある、公益財団法人利用運送振興会が運営する物流博物館(東京都港区)が開催した企画展の一部をパネル化した巡回展示で、同館と本学が共催して開催するものです。