RKUダイバーシティ・ウィーク2024① 「留学生向け防災セミナー」実施報告
2024年11月25日(月)2時限目・3時限目 於RKUスクエア
ダイバーシティ共創センターでは、11月25日からの一週間、『RKUダイバーシティ・ウィーク2024』を開催しております。
日替わりでダイバーシティに関わるプログラムに取り組んでいます。
本日は25日(月)に実施した「留学生向け防災セミナー」についてご報告いたします。
災害国といわれている日本で、留学生にとっての暮らしやすい生活環境づくりも大切なダイバーシティ推進の一環であると考え、
NHK国際放送局及びNHK財団様ご協力のもと「留学生向け防災セミナー」を企画・実施しました。
●前半:英語とやさしい日本語による防災セミナー
フリーアナウンサーであり、元NHK英語ニュースのキャスターとして活躍された青谷優子さんを講師としてお招きし、
英語による防災セミナーを実施しました。
また、本学では、ベトナムや中国などアジア圏の留学生が多いことから、やさしい日本語でも解説いただきました。
さらに、ベトナム話者のスタッフまで派遣いただき、さまざまな言語が飛び交う国際色豊かなセミナーとなりました。
セミナーには、留学生だけでなく、日本人学生も参加し、学生・教職員を含め総勢100名以上が防災セミナーに参加しました。
講師 NHK国際放送局キャスター 青谷優子氏
●後半:VR体験
一人ひとりVR体験をしました。
地震を経験したことがない留学生も数多くいたことから、震度6弱の揺れをVRで体験する学生のリアクションは実に様々でした。
落ち着いて体験している学生もいれば、キャーと喚声をあげながら身体全体で逃げようとする学生もいました。
その一方で、微動だにせず、体験が終わるのを冷静に待ち、体験後、一言「怖かった・・・」と言う学生もいました。
疑似体験とはなりますが、地震の揺れを体感したことで、いろいろな感情や思いを巡らし、
防災意識の醸成につながったようです。
VRで震災を体験する留学生たち
セミナーを終えた留学生の感想を紹介いたします。
・防災ワークショップに参加して、改めて災害への備えの大切さを実感しました。
普段からできる備蓄や避難経路の確認が重要だと学びました。
また、地域住民同士の協力の大切さも痛感し、防災意識を高める良い機会となりました。
今回の経験を活かし、いざという時に慌てずに行動できるように、日頃から準備を進めていきたいと思います。(経済学部2年・ベトナム)
・講座では、地震が発生した際の基本的な対策や安全を確保する方法を学びました。
特に、テーブルの下に隠れることや家の中での家具の固定が大切だと知りました。
また、避難経路や非常持ち出し袋の準備が重要であることを再認識しました。
これからは、家族と一緒に避難訓練を行い、日頃から防災意識を高めていきたいと思います。(共創社会学部1年・中国)
・防災ワークショップに参加して、英語が上手な講師や、参加者がみんな優しかったことが印象に残りました。
また、VRを使って実際に地震を体験できたことはとても素晴らしく、リアルな感覚で災害の危険性を感じることができました。
これから防災バックの準備をしていきます。水や非常食、懐中電灯、携帯電話の充電器、応急手当セット、マスク、現金、雨具、
トイレットペーパーやウェットティッシュ、多機能ナイフ、防寒具など、必要なアイテムをしっかりと揃えていきたいと思います。
自分と家族の安全を守るために、準備を整えておきます。(法学部2年・タジキスタン)
・日本は地震が頻発する国であるため、防災意識や対策が日常生活の中で非常に重要だと改めて感じました。
この講座を通じて、地震や津波の原因、防災の基本原則、そして具体的な対処法について、より深く理解することができました。
講座では、講師が地震発生時の行動や避難方法を詳しく説明してくださいました。
例えば、避難経路の確認、そして防災グッズの準備が重要であることを学びました。
また、津波警報が発令された際には、躊躇せずに高台や安全な場所へ迅速に避難することが命を守る鍵であると教わりました。
今回の講座を通じて、防災への備えが自分自身や家族、そして地域全体の安全に直結することを強く実感しました。
これからは、防災意識を日々の生活に取り入れ、非常時に備えていきたいと思います。(法学部1年・中国)
・ワークショップに参加し、私は地震の際の対応方法、救助用品の準備方法、地震が発生した際にすべきことと避けるべきことを学びました。
また、非常に便利なアプリである「NHK WORLD」も紹介されました。
今日の授業は、私たち外国人にとって、地震の災害に備えるために非常に有益でした。(流通情報学部2年・ベトナム)
参加した学生たちは、今回の防災セミナーの受講をきっかけに、自分の身近なところで災害が発生した際に、
予想される被害、望ましい対策のあり方についてリアルにイメージできたようです。
留学生自身やその家族、大学の仲間たちの「命を守ること」を、日々の大学生活のなかでも意識しながら、
これからも過ごして欲しいと思います。