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【であうアート展】新松戸キャンパスで開催x中原篤徳教授の手記

流通経済大学は、地域のみなさんと一緒に創る「であうアート展」(第2期)を、11月11日(月)から新松戸キャンパスで開催します。
開催にあわせて、彫塑制作、近代日本彫刻史、美術教育の第一人者で、本学で美術史の講義を担当している経済学部・中原篤徳教授から手記をいただきました

【「であうアート展」によせて】

「であうアート展」を最初に見た時、作品の持つ圧倒的なパワーに驚いた記憶があります。
私自身、具象彫刻を制作していることもあり、人の姿とその生命感・魂といったものを、具体的な形として落とし込むことに腐心しながら彫刻家としての歳月を重ねてきました。
私のレーゾンデートルを揺るがすような、古代ギリシア以来の考え方すら軽々と乗り越えていく「アート」に、自分の思いを純粋に、そしてひたむきに描き、作る「アート」に、今年も本展で出会うことができ心より嬉しく思っています。
「アート」は、理屈を超えて感ずることに第一義があります。
そして誰でも、楽しむことができるものです。性別、年代、人種、地域、障がいの有無、そうしたことは「アート」を楽しむことの前ではあまり意味を成しません。
心のアンテナをいっぱいに開いて作品の前に立ってみましょう。
作者の思いが色彩の奔流となり、あるいは豊かな形となって、私たちに語りかけてくることでしょう。
本展覧会では、当初、千葉の障害者施設の方の作品のみを展示していましたが、今回、埼玉県、茨城県南(龍ケ崎)の施設の方々、松戸市立旭町小学校や新松戸幼稚園をはじめとした地域の方々の作品も展示しており、本学と地域の連携をより感じさせる展示内容となっています。
大学が果たすべき役割が多様化している中、流通経済大学における本展が学生と障がいを持つ方々、さらに地域の方々を繋ぎ、共感を通じて共生の実りをもたらしてくれるものと確信しています。

経済学部 中原篤徳

「であうアート展」は11月24日(日)までで、会場は新松戸キャンパス1号館RKUスクエアです。


アート展とあわせて最終日(24日)には、スペシャルイベント「であう広場 ~であう・つながる・一緒につくる収穫祭」も行います。
本学の学生・留学生・教職員や地域のみなさんによる、様々な形の楽しいパフォーマンスやワークショップ…そして‘秋の味覚’や‘国際色溢れるフードやドリンク’と盛りだくさんです。
みなさん、ぜひいらしてください。


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