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法学部で広がる未来の自分の可能性 第2回

第2回:あなたの未来を切り開く!法律学科で身につく5つの力

みなさんこんにちは!前回から始まりました連載企画「法学部で広がる未来の自分の可能性」では、皆さんに流通経済大学の法学部についてもっと知ってもらうため、法学部の先生方にインタビューをしていきたいと思っています!
今回は、法学部法律学科の宮平先生に、法律学科の学びの特徴や、流通経済大学ならではの「法律学科」の魅力についてお話を伺いました。法律学科で学ぶことでどのような力を身につけることができるのか、またどのような未来が開かれるのか?気になる人はぜひ宮平先生のお話を聞いてみてください!


―――宮平先生、本日は流通経済大学法学部の「法律学科」についてお話をお聞きできればと思いますので、よろしくお願いいたします。

宮平:こちらこそよろしくお願いいたします。

―――それでは早速お話を伺っていこうと思うのですが、流通経済大学法学部の法律学科の学びにはどのような特徴があるのでしょうか?

宮平:法律学科の学びの特徴には5つのものがあるのですが、なんといっても第一は、問題解決力が身につくということだと思います。

―――問題解決力が身につくというのはどういうことですか?

宮平:少し詳しく説明してみましょう。私たち人間の営みは無数に存在しますが、法律は、例えば「契約」とか「所有」といった概念によって、それらを抽象化してルールを定めています。その際には、本質を取り出して分類するという作業が行われるのですが、法律を学び、この能力を獲得することで、私たちが直面する多くの出来事の本質を把握し、適切に対応できる力としての問題解決力が身につくようになります。

―――何かトラブルに巻き込まれたときに適切に対応できるようになるということですか?

宮平:そういうことです。例えば、みなさんはこれから、SNSを通じた情報商材詐欺などさまざまな悪質商法の標的になることもあるでしょうし、ネットショッピングでトラブルに遭う可能性があるかもしれません。法律の勉強を通じて、「契約」の概念を習得すると、これらの被害を回避できるようになっていきます。また、それと同時に、弁護士、行政書士といった法律の専門家や法テラス、消費生活センターなどの紛争処理機関についても学ぶことができますので、トラブルに巻き込まれた時に、どこに相談すればよいのかが分かってきます。このような問題解決力は自分の身を守り、周りの親しい人たちを守ることにつながるものですので、生涯の財産になるでしょう。

―――問題解決力は社会に出る前に必ず身につけておきたい力ですね。それでは、2つ目の特徴についても教えてもらえますか?

宮平:もちろんです。法律学科の学びの特徴として、第2に法律専門職への道が開けるという点が挙げられます。

―――法律専門職というと弁護士や裁判官のことですか?

宮平:弁護士や裁判官、検察官などはもちろんですが、法律学科で学んだ専門知識を直接生かしたいという場合、司法書士、裁判所職員、法律事務所スタッフ(パラリーガル)といった法律関係の仕事を目指すことができます。

―――弁護士や裁判官以外にもいろいろな仕事につけるということですね。

宮平:その通りです。他にも、行政書士、宅地建物取引士、社会保険労務士といった法律関係の資格を取得することで、企業の中で専門知識を発揮する業務に就くことができます。さらに、法学検定、ビジネス実務法務検定に合格することでも、仕事の中で専門知識を生かせる可能性を高めることができるのも法律学科の魅力の一つです。

―――法律関係の資格をとったり検定試験に合格すれば就職にも役立ちそうですね。

宮平:もちろんです!そのこととも関わりますが、法律学科の3つめの魅力として、自分の未来の選択肢を広げることができるということが挙げられます。

―――それはどういうことですか?

宮平:どのような業界であれ、大半の企業には総務、人事、経理といった部署があり、どれも豊富な法律知識が必要とされます。ですので、法律の知識があれば、将来の選択の幅が広がるということです。

―――法律を学ぶことでさまざまな企業に就職することができるようになるということですね。

宮平:はい、例えばスポーツが好きな人なら、好きなプロスポーツチームの職員になれるかもしれません。実際、法律学科の卒業生は、金融・保険、不動産、情報通信、小売、運輸、サービス業など幅広い分野で活躍しています。現在、やりたいことが見つかっていない人でも、法律学科に入学してじっくり探せば、自分にあった将来像を発見できるでしょう。

―――法律を学びながら、将来の職業についても考えることができるのでしょうか?

宮平:もちろんです。法学部では、スポーツ業界、弁護士、裁判所職員、自治体首長など様々な分野で活躍している社会人の方からお話をうかがう授業(法学部生のキャリアデザイン)がありますので、この授業を受けて、やりたいことが見つかる法学部生もたくさんいますよ。

―――そうなんですね。とても参考になります。それでは4つ目の特徴についても教えてもらえますか?

宮平:はい、法律学科の学びの特徴の4つ目は、公務員採用試験にも役立つということです。

―――公務員試験というと自治行政学科というイメージがありますが、そうとは限らないということですか?

宮平:そうです。公務員採用試験の範囲には法律科目も含まれていますので、法律学科での学びが役に立ちます。また、晴れて公務員に採用された後も、法律は、日々、制定・改正されますので、その都度学び直す必要があります。さらに、昇進試験で法律問題が問われることもありますので、法律の基礎知識の習得は、希望する職業に就いた後も、みなさんを助けてくれるはずです。

―――民間企業から公務員まで法律学科で学んだ知識は幅広く活用できるんですね。それでは最後になりますが法律学科の5つ目の特徴についても教えてください。

宮平:わかりました。法律学科の学びの5つ目の特徴は、深く楽しく仲間と学べる環境が整っているということです。

―――それは具体的にはどういうことですか?

宮平:特別クラスや課外講座、さらには法律学習サークルといったさまざまな機会を利用することで、法律の専門知識を深めることができるということです。例えば、無料で登録できる課外講座のなかには、行政書士、法学検定など多くの試験対策のメニューがありますし、また少数精鋭で深く勉強する特別クラスでは、一般の授業より専門的なことを学び、資格取得や公務員試験につなげていくことができます。さらに、法律学習サークルでは、ときには教員を招きつつ、学生が主体となって法律の勉強をしていますので、同じ志を持った学生たちと励ましあいながら、楽しく勉強することができます。

―――学生が主体的に学ぶことのできる仕組みが色々とそろっているのはとても魅力的ですね。宮平先生、今日はいろいろなお話をありがとうございました。

宮平:こちらこそ、法律学科の学びについて説明する機会をいただきありがとうございました。法律学科で学ぶことで将来の選択肢が広がり、やりたいことを見つける可能性を高めることができます。また、問題解決力(抽象化、本質化)が身につくことで、どんな職業を選択するかにかかわらず、仕事や日常生活を円滑に進める可能性も高まります。多くの方に、ぜひ法律学科で自分にふさわしい未来への第一歩を踏み出してもらいたいと思っています。

―――宮平先生、大変ありがとうございました。また、授業についてのお話などもお聞きしたいと思いますので、その際はよろしくお願いします。