留学生ゼミ合同発表会を行いました(流通情報学部井垣ゼミ、永岡ゼミ、平岡ゼミ)
流通情報学部 流通情報学科では、一年次の演習(ゼミ)を、日本人学生クラスと留学生クラスに分けています(今年度、留学生ゼミは3クラス)。留学生ゼミでは恒例行事として、秋学期に合同でグループ発表を行う「留学生ゼミ合同発表会」を実施しています。本学科では四年次に卒業論文作成と、その発表会への参加が必修となっていますので、一年次から多くの聞き手を前にして発表をする経験を積みつつ、同時に留学生同士の交流を深めることが目的です。
今年度は11月6日および13日の二回にわたり実施しました。3〜4人のグループでの発表を主体として、個人での発表、5人グループでの発表などもありました。発表のテーマは以下のように、多岐にわたりました。
・留学生の国の文化・風習の紹介や日本との比較……春節、ベトナムの地方料理など
・本学科の専門分野で関心をもっていること……中国のEVメーカー、コンビニの流通と情報技術など
・留学生活全般に関わること……自学自習の意義、ピア・プレッシャー、日本における視覚障害者への配慮など
〈発表会の様子 写真1撮影:井垣教授、写真2撮影:永岡教授〉
各回、教員三名が審査を行い、とくに優れた発表を選び、表彰を行います。今年度はレベルの高い発表が多く、選考にあたり大変迷いました。
〈平岡ゼミからは、第一回の最優秀賞、第二回の優秀賞が選出されました〉
普段のゼミでの発表では聞き手は10人程度ですので、これだけ多くの聞き手(合計40名ほど)を前にして発表する機会はほとんどありません。また、同じグループの仲間ときちんとコミュニケーションして発表の準備をする場面もそれほど多くはありません。合同発表会は学生にとって、大きな努力と緊張を乗り越えて、自分の発表スキルを磨くとともに、他の学生たちの考え方を知る、貴重な経験となったはずです。
(文責:流通情報学部准教授・平岡紘)