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法学部の実学: 法律を武器に人々を助けたい — 弁護士の社会的役割を知る

法律に関する専門職といえば、やはり裁判官・検察官・弁護士という「法曹三者」が挙げられますが、その中で私たち市民に最も直接的に関わるのが弁護士です。法学部キャリア科目「法学部生のキャリアデザイン」の昨年12月の授業では、弁護士の藤岡毅先生を新松戸・龍ケ崎の両キャンパスにお招きし、お話をいただきました。


藤岡 毅(ふじおか つよし)先生    2022年12月20日、新松戸キャンパスにて

藤岡先生は特に、心身に障がいを抱えて社会や行政から不当に扱われ、苦しんでいる人々の弁護を数多く担当しておられます。授業でも、ご自身が弁護活動で扱ってきた事例の数々を紹介しながら、弁護士の活動が単に依頼者を救うだけでなく、法律や行政を変えてより多くの人を救済する可能性を持つことを熱く語ってくださいました。


新聞記事にも取り上げられた事件について、身振りもまじえて解説する藤岡先生

学生たちも、藤岡先生のお話から多くのことを気付かされ、感銘を受けたようです。
授業後には学生から、「現行の法制度だけでは解決できない問題がある、というお話が特に印象的だった」「苦しい思いをしている人々のために奔走する姿がかっこいいと感じた」「被告の弁護をするだけでなく、社会福祉的な意味で多くの人を救い、法制度を変える役割も持っていることがわかった」といった感想が出されました。
弁護士という職務の奥深さと魅力を、法学部生が強く実感できる授業となりました。


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