ゼミ活動報告-「学内謎解きゲーム」を実施しました
執筆筆者:東 美晴(国際観光学科 教授)
※国際観光学科は2023年4月より国際文化ツーリズム学科に名称を変更します。(届出済)
2年東ゼミでは、秋学期の課題として「学内謎解きゲーム」を作成しました。12月21日に1年ゼミ澤海ゼミ、福井ゼミ、谷口ゼミ、須川ゼミ有志の皆さんに実際に試していただきました。
「謎解きゲーム」は既に街歩きのツールとして活用されており、企業の新人社員研修での利用など、他の活用方法も多くあります。そこで、仮の目的を「新1年生に「謎解きゲーム」を利用して学内の教室・施設配置を理解してもらえるようなプログラムを作る」として、東ゼミの2年生たちに頑張ってもらいました。
作成にあたっては、実際に商品として販売・実施されているものを参考に、どんなものを作れば「謎解きゲーム」として成立するのかを考えました。そこから3つの部分に分け、分担して作成することになりました。
第1の部分は「謎解きゲーム」の雰囲気を出すためのオープニング・エンディングストーリーです。第2の部分はゲーム参加者を誘導するためのクイズです。今回は学内のどの場所を巡ってもらうかを考え、解答が次に行くべき場所の指示になるようにクイズを作成してもらいました。第3の部分は全体の謎です。各ポイントでキーワードと謎解きのヒントをもらい、最終的に謎がとけるようにするという仕掛けです。
ある程度の形ができたところで、実際にお互いにクイズを解きながら学内を巡ってみて、解けるクイズになっているか、上手に誘導するためにどんな文言を入れればよいかなどのチェックを行い、最終的な形を整えました。
そして、ストーリーやクイズの印刷、実施時のそれぞれの役割の確認などを行い、ようやく12月21日に実施できました。
教員としては1年生の皆さんに楽しんでもらえたようで、ホッとしています。ゼミ生たちも、1年生と交流しながらゲームを実施していくことを楽しめたようです。また、ゼミ生たちみんなの頑張りが「楽しい」時間の創造につながることを実感いたしました。そして、「楽しい」の創り方を学ぶことも、本学科の大切な学修のひとつであるとあらためて考えました。
ご協力いただきました1年ゼミの先生方、図書館、教育学習支援センター、入試センターの皆様方に厚く御礼申し上げます。