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「なくしてはいけない記憶がある」~防災シンポジウムを龍ケ崎市と開催!

 龍ケ崎市の南を流れる小貝川の堤防が決壊してから40年が経過しました。災害の記憶が薄れゆく中で、今一度その教訓をかみしめ、若い世代につなぐシンポジウム「小貝川堤防決壊40年シンポジウム ~龍ケ崎市市民防災フェア2021~」が2月6日(日)、同市の大昭ホールで開催されました。本学はこの催しを龍ケ崎市と共催しました。

 シンポジウムには、災害報道に携わるNHK現役アナウンサーの糸井羊司氏やジャーナリストで本学の客員教授・膳場貴子さん(オンライン参加)がパネリストとして参加、また、コーディネーターとして本学副学長の龍崎 孝教授が登壇して行われ、およそ200人の市民や消防関係者が会場を訪れました。糸井氏の基調講演のあと、市内の4つの高校(竜ヶ崎第一高等学校、竜ヶ崎第二高等学校、竜ヶ崎南高等学校、愛国学園大学附属龍ケ崎高等学校)の代表から、決壊現場の視察や当時を知る市民からの聞き取りで得た内容の報告があり、市立龍ケ崎西小学校の白石瑞生教諭からは防災教育の実践報告などが行われました。

 

 各報告を受けて行われたディスカッションでは、本学の膳場貴子客員教授から、2011年3月に発生した東日本大震災の現場取材の経験をもとに、市民に避難を促す防災無線のアナウンスの工夫について提言があり、また、高校生から出されたSNSを使った災害情報の共有システムの活用にアドバイスするなど、多くの意見が交わされました。

 シンポジウムは当初、1981年8月24日の決壊から40周年にあたる2021年中の開催が予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大などのため、今回の実施となりました。