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「法学部ってどんなところ」vol.15

政治学原論-政治の役割、仕組みを学ぼう―

 皆さん、こんにちは!今回の「法学部ってどんなところ」では、政治学原論をご担当されている尾内先生がインタビューに答えてくれました。高校生の皆さんは、高校の政治経済など社会系科目で政治に関することを学んでいると思います。大学の政治学の講義では、具体的にどのようなことを学ぶことができるのでしょうか。尾内先生にお話を伺いました。

 

〈教員紹介〉
尾内 隆之:法学部自治行政学科教授
東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了、
立教大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程を経て本学に着任
専門:政治学(現代政治分析、民主主義理論)

 
 ―――尾内先生、今日はよろしくお願いします。
尾内:こちらこそ、よろしくお願いいたします。

―――先生がご担当されている政治学原論、名前だけで難しそうですね
尾内:そうですね。でも「原論」というのは、土台となる理論とか、枠組みとなる知識のことなので、政治学の基本を全般的に学ぶ科目だと思ってください。 

―――どうして政治学が必要なんですか?
尾内:もしも公務員の仕事に興味があるなら、政治学は必須ですよ。

―――公務員採用試験に出るからでしょうか?
尾内:もちろんそれもあります。政治学原論の学習で、公務員試験の政治分野はだいたいカバーされますからね。

―――それだけではないのですか?
尾内:もちろんです。公務員の仕事は法律や条例などに基づいて行われますが、法律や条例を決めるのは政治の役割です。なので、公務員になりたい人はぜひ政治学原論の授業を受けてもらいたいですね。

―――政治の仕組みも知っておく必要があるんですね。
尾内:その通りです。そもそも政治は、企業のビジネスや私たちの生活にもとても影響しているんです。そして、例えばみなさんは選挙権を持ってますよね。つまり政治のりっぱな当事者なんですよ。

―――あまり考えたことないですが
尾内:政治学を学ぶと、自分にも関係があるんだなと実感できるし、実際の政治への興味も湧きますよ。私が保証します(笑) また、地方自治や国際関係について深く理解するための土台にもなります。

―――政治学って、けっこう幅が広そうですね。
尾内:はい。それにこの政治学原論では、日本の政治だけを見るのではなく、イギリスやアメリカといった外国の政治の仕組みとも比べながら、どんな政治のやり方があり、どういう仕組みが望ましいのかも考えます。自分の国や社会を世界の中で見てみることは、いまの時代にとても重要なことですよね。ぜひ一緒に学びましょう。

―――尾内先生、今日はありがとうございました。