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お知らせ

ラグビー部の活動再開にあたって

 6月9日(水)に本学ラグビー部の寮から発生いたしました新型コロナウイルスの集団感染につきましては、龍ケ崎市民のみなさま、周辺自治体のみなさまには大変なご心配をおかけいたしました。
 大学として、集団感染の発生から6月26日(土)まで龍ケ崎キャンパスを閉鎖するとともに、ラグビー部を無期限の活動停止といたしました。この間、これまでにもお伝えさせていただきました通り、他の運動部活動に所属する部員全員のPCR検査とラグビー部員と一緒に授業を受けていた一般学生全員のPCR検査を実施し、誰一人陽性者が出ませんでした。
 また、7月17日(土)までにラグビー部員全員が帰寮するにあたっても再度PCR検査を実施し、全員が陰性でした。
 しかし、ラグビー部員が全員陰性であっても、今回の集団感染の原因を改善しなければ、再度、集団感染が起きる可能性があることから、部活動は停止としたまま、寮生活における環境改善と部員および指導者の感染防止意識の向上に努めて参りました。加えて、全運動部の部長・監督を集め、実効性のある感染防止ガイドラインを策定し、その遵守の徹底を求めました。
 さらに、学内において原因究明委員会を設置し、今回の集団感染の原因について究明するとともに、ラグビー部にも再発防止策を盛り込んだ報告書の提出を義務づけ、提出させました。
 原因究明委員会において今回の集団感染の原因として結論づけられたのは、スタッフ、部員ともに昨年から長引いている新型コロナウイルス感染症に対する感染防止の意識が極めて希薄になっていたことにあるという点です。
 これは、ラグビー部だけの問題ではなく、本学全体の問題であると真摯に捉え、二度とこのような集団感染を起こすことがないように、今後一層感染防止策に取り組んでいく所存です。
 そして、新型コロナウイルスの変異株(デルタ型変異ウイルス)の感染拡大が続く中ですが、ラグビー部は活動停止中に寮環境の改善と感染防止策の徹底に加え、感染防止に対する意識が十分に高まったと判断されることから、明日8月1日(日)より活動を再開することを認めましたことをご報告申し上げます。当然のことながら、大学としてより厳しい感染防止対策を引き続き求めるとともに、定められた感染防止策が遵守されているか確認する体制もとってまいります。
 最後になりましたが、今回の集団感染におきまして管轄の保健所の方々には多大なるご尽力を賜り、心より感謝申し上げます。また、関係者の皆様のご理解とご協力にも厚く御礼申し上げます。
 本学は大学としての社会的責務を十分に果たすことができるよう今後もより一層の努力と研鑽を積んでいくことをお誓いして、最終のご報告とさせていただきます。
 今後とも本学の教育・研究に深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

                                     本件に関する問い合せ先
                                     流通経済大学学長室(危機管理担当)
                                     e-mail:gcs@rku.ac.jp