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大学院生が日本物流学会より『物流研究奨励賞』を受賞

本学大学院物流情報学研究科2年の外川 嗣久さんが、日本物流学会より2020年度「物流研究奨励賞」を受賞しました。
受賞対象となった研究は「ビジネスフォーム産業の生産とロジスティクスに関する研究」です。

<論文概要>
 ビジネスフォーム産業(印刷産業)は、1960年頃からの日本の市場に出現し、1995年までの間「需要の拡大期」(作れば売れる時代)を迎えたが、2000年以降市場が急速に縮小し「需要の停滞期」を迎えている。「作れば売れる時代」のビジネスフォーム産業(印刷業界)の事業戦略は、「生産効率の追求」であり、「生産活動」の効率化と改革でしかなく、「ロジスティクス」に関しては戦略として議論されてきていない。「需要の停滞期」においては、「需要の拡大期」の大量生産に対応した生産効率を追求するだけでは生き残れなくなってきている。調達・生産・販売・物流といったサプライチェーン全体を管理する「ロジスティクス」により、ビジネスフォーム産業の生産活動を効率的に共存させるための手法と今後の方向性を検証。