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『マンション法の判例解説』の発行について

『マンション法の判例解説』(勁草書房・2017年2月20日発行)に、本学法学部西島良尚教授が4つの判例の解説を執筆しました。

マンションは2015年現在で623万戸、約1500万人が居住しているといわれています。都市では主要な居住形態といってよいでしょう。それを規律するための「建物の区分所有等に関する法律」(1962年に制定。「区分所有法」と略称)も何度か改正され、マンションで生じる多様な紛争に対応する努力が重ねられてきました。その紛争に関する判例も相当な数になっています。そこで、このたび、本学の西島良尚教授を含むマンション法の第一線の専門家グループにより、100の重要判例がテーマごとに理論的に整理・解説されるだけではなく、今後の「実務指針」も具体的に示された上記判例解説集(鎌野邦樹・花房博文・山野目章夫編)が出版されました。マンション法は、民法の共有や団体法の基礎理論と深くかかわります。民法学の重鎮の先生方も執筆陣に参加されています。わかりやすい解説の中に法理論の深みも感じられる良書です。