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フリーマーケットで世の中の役に立つ(宮平ゼミ)

フリーマーケットで世の中の役に立つ(宮平ゼミ)

4月ゼミ生と一緒に新松戸公園のフリーマーケットに参加した。今回は、SASS(流通経済大学の学生アシスタントグループ)が企画、実行し、私たちのゼミはそのお手伝いをさせていただく。

並べた商品は、古本、古着、絵の具、クレヨン、ぬいぐるみ、香水など。目玉はゴルフクラブセット。なかなか売れなかったが、値段を下げていって、閉店間際にお買い上げいただいた(なお、売上金はすべて日本赤十字社に寄付)。企画、運営すべてSASSのみなさんが主体的に行っており、頭が下がる(ゼミ生も見習わないと)。
現在、日本のごみの量は年間約4500万トン。まだ使える家具や電化製品、衣類などが捨てれられ、河川や山林に不法投棄されることも。食べられるのに廃棄される「食品ロス」は年間500-800万トン。これは世界全体の食料援助量(約400万トン)の約2倍、日本の年間米生産量に匹敵する。不要品を取引するリユース活動は、ゴミの量を減らすことにつながり、資源の節約にもなる。

また、フリーマーケットには多数の福祉団体が出店しており、世の中の役にたつ方法がたくさんあることを学べる。例えば、ある障がい者団体は、障がい者の皆さんが作った作品や商品を販売したり、名刺作成を請け負っていたりする(早速名刺200枚注文)。
ある団体は、古着を集めてパキスタンに送り、現地で販売し、売上金を使って貧しいスラムの子供たちのための学校を支援している。古着の一部は、フリーマーケットなどを利用し、日本国内でも販売している。店の青年に話を聞いたところ、某大学のボランティアサークルに所属し、無償で手伝っているとのこと(早速チノパンとワイシャツを購入)。
松戸市の緑と歴史的建造物を保存する活動をしている団体もあった。会場では、車いすで来ている人たちを多数みかけたのも印象的。

最近、高校生のみなさんと話をしていると、将来は人の役に立つ仕事に就きたいという生徒が増えているように感じる。とはいっても、高校生には具体像がなかなか思い浮かばない。フリーマーケットに足を運び、買い物をするだけでも何らかの役に立つ(しかも商品は安く、お金の節約になる)。自分でも店を手伝い、他のお店もみていくと視野が広がり、どうすれば世の中の役にたてるかいろんな方法が見えてくる。
大学に入ったら、ボランティアサークルやゼミなどを通じて、こういった体験ができる。法学部では、社会貢献を最終的にビジネスとして成立させる方法についても学べる。