最新情報

  • TOP
  • 最新情報
  • 龍流連携事業での研究成果が Clin Physiol Funct Imaging に掲載決定

学術研究

龍流連携事業での研究成果が Clin Physiol Funct Imaging に掲載決定

大槻毅教授(スポーツ健康科学部)と石井奈々子さん(スポーツ健康科学研究科修了生)の共同執筆論文が、Scandinavian Society of Clinical Physiology and Nuclear Medicine(スカンディナヴィア臨床生理・核医学会)の学術誌 Clinical Physiology and Functional Imaging に掲載されることになりました。

この論文は、2010~2012年の龍流連携ウォーキング講座(血管ハツラツ☆ウォーキング)で取得したデータを分析し、作成したものです。運動中は、一過性に血圧が上昇しますが、血圧の過剰な上昇は心臓病・脳卒中の危険性を高めてしまいます。地域の中高齢者がウォーキングを行ったところ、1km地点の血圧は、2km地点と3km地点よりも高く、その傾向は気温が低い日、肥満の人、ペースが速すぎる人で顕著でした。

一般的には、「普段よりもやや速いペース」のウォーキングが推奨されています。しかし、大槻教授らのグループでは、今回の研究成果を踏まえ、「最初の1kmは普段と同じペース、それ以降は普段よりもやや速いペース」でのウォーキングを提唱し、「血管ハツラツ☆ウォーキングⅡ」として普及に努めています。

この研究は、龍ケ崎市民の皆様、龍ケ崎市コミュニティセンター、龍ケ崎市(総合政策部企画課、市民生活部市民協働課、保健センター)の協力により、実施することができました。皆様に、心から感謝いたします。