流通情報学部

新松戸

Distribution and
Logistics Systems

流通情報学部

流通情報学科

学びの特色

  • 特色1

    生産と消費をつなぐ
    仕組みを学習

    商品を市場に流通させるための「商取引」(売買)による所有権の移転、スムーズな「物流」と「情報」のやり取りについて基礎から学びます。

  • 特色2

    産学連携による実践講座や
    企業訪問が充実

    メーカー、卸売業、物流企業など毎年約70名の企業人講師を迎え、「ロジスティクス実践講座」や「情報システム実践講座」を実施しています。

  • 特色3

    新時代に欠かせない
    情報デザイン科目群

    スマートフォン利用の割引クーポン、ICTによる自動配送システムなどの情報活用科目を強化。資格取得のサポートも手厚く行っています。

学びの分野

  • 流通・物流

    #ロジスティクス #マーケティング #グローバルビジネス

    グローバル社会における商品販売、円滑なモノの動きを支える仕組みの基本と今後の戦略を学びます。
  • 情報・データサイエンス

    #AI #ビッグデータ #プログラミング

    AI、IoT、ビッグデータなどの高度情報技術の基盤となるプログラミングやデータサイエンスを学びます。
  • 流通×情報

    #デジタルマーケティング #メタバース #無人輸送

    AI、IoT、ビッグデータ、スマートフォンなどが社会、ビジネスでどのように応用されるのかについて具体的に学びます。

流通情報学科の“実学”

  • 専門家から学ぶ
    最新国際物流事情

    国際物流実践講座では、最前線で活躍されている専門家から最新の国際物流事情を学びます。また世界を結ぶ海上輸送や航空貨物輸送、複合輸送などの国際輸送の仕組みを理解し、世界各地の物流事情を知ることができます。

  • IT技術およびその課題・将来について
    (青笹ゼミ)

    インターネット、IoT、AI、ビッグデータ、スマホ、自動運転、Web3.0、メタバースなどに代表される日常的に不可欠で日々発展し続ける「IT技術」に関して、多様な観点からその課題や将来について議論します。

流通情報学科ゼミテーマ一覧(一部抜粋)

  • フリーソフトを用いたマーケティングデータ分析(天野ゼミ)
  • 手に職をつけよう:学びは講義(学問)だけではない!(石田ゼミ)
  • AI全盛の時代において、創造的に生きるために何が必要か?(小川ゼミ)
  • 2024年問題を中心とした物流の実態と問題を考える(大島ゼミ)
  • 企業にとって重要なロジスティクスへの理解を目指す(鈴木ゼミ)
  • マーケティング戦略をテーマにしたグループワーク(沼ゼミ)
  • ロジスティクス研究の実践(味水ゼミ) など

カリキュラム

1年生

学びの分野
流通・物流
情報・データサイエンス
流通×情報
必修科目
基本科目
  • 1年演習
  • 情報リテラシー演習
  • データリテラシー演習
必修科目
専門共通科目
  • ロジスティクス概論ⅠⅡ
  • 情報学概論ⅠⅡ
選択必修科目
専門基礎科目
  • 流通概論ⅠⅡ
  • 基本統計学ⅠⅡ
  • プログラミング基礎ⅠⅡ

2年生

学びの分野
流通・物流
情報・データサイエンス
流通×情報
必修科目
基本科目
  • 2年演習
選択必修科目
専門実践科目
  • NX(日本通運)寄付講座ⅠⅡ
  • 全国通運連盟寄付講座
  • 野村證券寄付講座
  • 情報システム実践講座
  • デジタルマーケティング実践講座
  • ロジスティクス企業訪問講座
選択必修科目
専門基礎科目
  • マーケティング論ⅠⅡ
  • 国際マーケティング
  • クリエイティブ産業論
  • ロジスティクスビジネス論ⅠⅡ
  • ロジスティクスシステム論ⅠⅡ
  • グローバルロジスティクス論ⅠⅡ
  • ロジスティクス管理論ⅠⅡ
  • 経営戦略論ⅠⅡ
  • 簿記論ⅠⅡ
  • 交通論ⅠⅡ
  • 応用プログラミングⅠⅡ
  • データベース論
  • アルゴリズム論
  • データサイエンス演習
  • 流通情報システム論Ⅰ
  • ロジスティクスとイノベーション
  • ネットマーケティング論
  • ヒューマンインターフェイス論
  • マルチメディア・コンテンツ

3年生

学びの分野
流通・物流
情報・データサイエンス
流通×情報
必修科目
基本科目
  • 3年演習
選択必修科目
専門実践科目
  • 物流マネジメント実践講座
  • 国際物流実践講座
  • 地域ロジスティクス実践講座
  • IoTロジスティクス実践講座
  • ロジスティクス実践講座
選択科目
専門発展科目
  • 流通政策論
  • 物流政策論
  • ソーシャルロジスティクス
  • 貿易実務論ⅠⅡ
  • グローバルビジネス論
  • 災害とロジスティクス
  • 組織戦略論
  • 広告論ⅠⅡ
  • 物流関係法
  • プロジェクト学習(ロジスティクス)A
  • システム分析演習
  • システム設計演習
  • WEBデザイン演習
  • インターネット技術論
  • ソフトウェア設計論
  • オペレーションズリサーチ
  • 情報化社会と情報倫理
  • 知的財産法
  • 消費者物流論
  • Eコマース論
  • 消費者行動論ⅠⅡ
  • 情報システムとイノベーション
  • マネジメントサイエンス
  • 先端情報科学論
  • 先端情報技術論
  • 流通情報学特殊講義

4年生

学びの分野
流通・物流
情報・データサイエンス
流通×情報
必修科目
基本科目
  • 4年演習
  • 卒業研究

授業Pick up

情報学概論Ⅱ

コンピュータやインターネットなど情報技術の概要、およびそれらを利用する際の注意点など、現代社会において情報を活用する際に必須となる知識について学びます。

授業の流れ
  • 第1回 ガイダンス
  • 第2回 アナログとデジタル、情報の基本単位ビット
  • 第3回 情報のコード化、デジタルデータの記録
  • 第4回 コンピュータとは
  • 第5回 デバイスドライバ、OS、アプリケーションソフトウェア、プログラミング言語
  • 第6/7回 デジタルコンテンツ
  • 第8回 インターネット、TCP/IP
  • 第9回 インターネットサービスプロバイダ、LAN
  • 第12回 マルウェア
  • 第13回 セキュリティ対策
  • 第14回 暗号化通信、電子署名
  • 第15回 まとめ

応用プログラミング

プログラミングと聞くと難しい作業というイメージを持っているかもしれませんが、我々は無意識のうちに日々プログラミングを行っています。身近な例で演習することで、プログラミングに対する抵抗感を取り除きます。

物流事業経営論ⅠⅡ

物流事業経営の安定した事業経営の基礎知識として、物流現場での労働時間短縮、業務改善、生産性向上など、現場業務面を主とした経営課題とその対応について、具体的な事例を通して理解します。

STUDENT’S VOICE

情報学の力で
物流の人手不足を救いたい

1年生時に履修した授業「プログラミング基礎」でHTMLやCSSという言語を学び、webサイトの制作に興味が出てきました。物流では人手不足が課題ですが、webサイトを活用して効率化をするなど、情報学で得た学びで問題解決に貢献できればと考えています。

流通情報学部 流通情報学科 2年(取材当時)
東 咲枝里さん

東さんの1日のスケジュール

1 9 : 0010 : 30 2年演習(ゼミ)
2 10 : 4512 : 15 スポーツ科学Ⅱ マーケティング論Ⅱ
3 13 : 0514 : 35 デジタル
マーケティング
実践講座
データサイエンス
演習
数学Ⅱ リベラルアーツ
演習
4 14 : 5016 : 20 English
Communication
初級Ⅱ
基本統計学Ⅱ キャリアデザインⅡ
5 16 : 3518 : 05
6 18 : 2019 : 50 交通論Ⅱ

株式会社NXワンビシアーカイブズ 内定

効果的だったZoom面接対策

システムの自社開発を行う企業であったこと、面接担当の方の人柄が良かったことが志望理由です。一次面接はZoomで行う企業が多かったので、キャリアアドバイザーから面接の際の目線や言葉づかいについて指摘を受けたのが役に立ったと思います。将来は、新たなシステムの開発をする業務に携わりたいです。

流通情報学部 流通情報学科 関口 伽風さん

GRADUATES’ VOICE

情報系と流通に関する学びが 今の仕事に直結していると実感

2014年度 流通情報学部 流通情報学科卒業
斉藤 奈津美さん

高校から情報系でWEB制作の基礎を学び、大学ではさらに流通の知識を身につけました。就活ではIT系に絞り、多くの先輩たちも活躍するNX(日通)グループである弊社を志望。流通についても学んでいたことから、就職後もNXグループ会社の業務理解が深まりました。また、ゼミで培った資料作成のスキルも役立っています。現在、会社ではWEB制作ディレクターを担当。NXグループ各社のWEBサイトの制作や運営に取り組んでいます。具体的には、顧客からのヒアリング、企画提案、スケジュールの進行管理など日々の運用業務のとりまとめや、広告などプロモーション支援、デザイン・撮影等のクリエイティブ業務までWEBに関する業務を幅広く行っています。自分が担当したWEBサイトの見栄えが良い、使いやすいといった声を聞くと、うれしく感じます。

「情報」と「教職」 異なる分野の学びが 今の仕事に活きている

2021年3月 流通情報学部 流通情報学科卒業
芥川 慶航さん

現在は、社内のPCやスマートフォンが故障した際の修理、サーバーの管理などを行うSE(システムエンジニア)として働いています。就職活動を始めた頃、自分に合う職種を見つけることに苦労したのですが、キャリアセンターのスタッフの方からいただいた「芥川君は作業に打ち込みつつ、人とのコミュニケーションも取るSEが合う」というアドバイスがしっくりきて、現在の仕事を選びました。SEの業務では、情報系の授業で培った電子機器に関する知識が活きています。また、社内の人に故障の原因や復旧の方法を伝える場面も多いため、教職課程の授業を通じて得た情報を伝えるスキルも役立っています。

取得可能な教員資格

  • 高等学校教諭一種免許状「情報」

目指せる進路

  • 小売業
  • 物流業
  • 卸売業
  • 商社
  • メーカー
  • プログラマー
  • webデザイナー
  • ITコンサルタント
  • システムエンジニア など

最新NEWS

2025.07.09 学科トピックス お知らせ 流通情報学科

流通情報学部の児玉徹教授が担当する大学院授業「クリエイティブ産業論特論」の履修生が東京ビッグサイトで開催された「コンテンツ東京」においてフィールド調査を実施しました

流通情報学部の児玉徹教授が担当する大学院授業「クリエイティブ産業論特論」(修士課程開講授業)の履修生(計6名の履修生のうち1名予定調整つかず欠席/当日は5名が参加)が、同授業の一環として、7月4日(金)に、東京ビッグサイトで開催されたコンテンツ産業関連の大規模イベントである「コンテンツ東京」に参加しました。

コンテンツ東京」において、同履修生たちは、コンテンツ産業に関連した数多くの展示ブースを練り歩き、展示者に対するインタビューの実施などを通して、展示各社が提供する多種多様なコンテンツの内容、コンテンツ創造・流通に関する最新の情報技術、コンテンツ取引の実態などについて、フィールド調査を実施しました。


(1)コンテンツ東京の概要

  • 開催日:2025年7月2日(水)〜4日(金)
  • 会場:東京ビッグサイト(コンテンツ東京の会場地図は以下を参照)
  • 展示企業数:800社以上
  • 来場者数:約5万人
  • フィールドワーク実施日:7月4日(金)
  • URL: https://www.content-tokyo.jp/hub/ja-jp.html#/ 
  • コンテンツ東京の構成:以下の6つのイベントにより構成 

     ➢ライセンシングジャパン
     ➢クリエイターEXPO
     ➢
    映像・CG制作展
     ➢
    広告クリエイティブ・マーケティングEXPO
     ➢
    コミュニケーションデザインEXPO
     ➢イマーシブテクノロジーEXPO

 

(2)児玉教授が担当する大学院修士課程授業「クリエイティブ産業論特論」

  • 「クリエイティブ産業論特論」では、コンテンツ(映画、テレビ、アニメ、小説、マンガ、広告、音楽など)、ファッション、食、観光などに関連した、クリエイティブ産業(Cultural and Creative Industries)と総称される産業群に関する多様なトピックを扱う。

  • 2025年度前期授業では、主にコンテンツ産業に焦点を当てて、以下のトピックを扱ってきた。すべてコンテンツビジネスの「実務」において重要な視点

     ➢
    国家の文化外交政策とコンテンツ産業の関係性
     ➢
    コンテンツの国際市場展開
     ➢コンテンツ人材の発掘・育成制度
     ➢
    人工知能を用いたコンテンツ創造
     ➢
    コンテンツ産業を支える著作権制度、パブリックドメイン作品を用いた創作活動、著作権侵害の一形態としての「マン
      ガただ読みサイト」に対する対応策
     ➢
    日本のアニメ産業の実情、コンテンツ制作資金の調達スキームなど

 

  • 上記視点を支える児玉教授のコンテンツビジネスに関する実務経験

     ➢
    国内最大手の広告会社「株式会社電通」に社員(職位:主務)として在籍していた際、同社の法務室、クリエイティブマ
      ネジメント局(法務室との兼務)、メディアコンテンツ計画局、スポーツ事業局に所属。
     ➢
    同社にて、コンテンツ投資、ライセンシング、放映権取引、広告関連法規、著作権侵害案件など、コンテンツの創造と流
      通に関する多種多様な業務に従事。
     ➢
    同社在籍時に、コンテンツビジネスに関する知的財産法やライセンシングスキームについて扱った実務書(共著書籍)
      を、知財法を専門とする弁護士らとともに執筆。


  • 本授業の履修者たちは、本授業の一環で、5月終わりから6月はじめにかけて、ベトナムフェスティバルを通したベトナム政府の文化外交政策の展開、そして横浜中華街の中華文化発信基地としての役割について、フィールド調査を実施https://www.rku.ac.jp/news/46494/  

(3)本フィールド調査の様子を写した写真群




2025.06.30 お知らせ 流通情報学科 メディア掲載 保証人の方 地域・一般の方

流通情報学部 矢野学部長が、7月1日「羽鳥慎一モーニングショー」に生出演!

流通情報学部の学部長で、日本物流学会長を務める矢野裕児教授が、7月1日(火)午前8時から放送されるテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」にスタジオ生出演! 今話題となっている宅配便の「置き配も標準化検討」について解説します。

(番組HPより)

 

みなさんが注文した商品が玄関先で紛失したら・・・。
物流の「2024年問題」などに伴って、トラックドライバーの担い手不足が顕在化するなか、再配達率は高止まりしていて、宅配事業者の負担が増加しています。こうした商品が消費者に届くまでの最終段階=「ラストマイル配送」について、国土交通省は先週、宅配ボックスや玄関前に荷物を届ける「置き配」も宅配便の標準サービスとする基本ルールの整備の検討に入りました。しかしながら、「置き配」をめぐっては、破損や紛失などのトラブルが増えているのも事実・・・。「置き配」も標準化となった場合、そのトラブル対策は?
7月1日(火)放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」では、この「ラストマイル配送」について特集、国交省の「ラストマイル配送の効率化等に向けた検討会」の座長も務める矢野教授がスタジオで詳しく解説します。ぜひご覧ください。

 矢野裕児教授


◆テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(毎週月~金 朝8時放送)
矢野教授生出演日程:7月1日(火) 午前8:45ごろ~
テーマ「物流問題 ~『置き配』も選択肢に トラブル防止が課題」
出演:キャスター 羽鳥慎一
   アシスタント 松岡朱里
   コメンテーター 菊間千乃(火曜日)

※生放送のため、番組内容が変更になる可能性があります。

学科トピックス
2025.06.06 学科トピックス お知らせ 流通情報学科

流通情報学部の児玉徹教授が担当する大学院授業「クリエイティブ産業論特論」の履修生、3年ゼミ生、2年ゼミ生が、横浜中華街とその周辺、そしてベトナムフェスティバル(駐日ベトナム大使館主催)において、フィールド調査を実施しました

流通情報学部の児玉徹教授が担当する大学院授業「クリエイティブ産業論特論」(修士課程開講授業)の履修生(同教授が修士研究指導を担当する2名の学生を含む)、3年ゼミ生、2年ゼミ生が、以下の日程で、横浜中華街とその周辺、そしてベトナムフェスティバルにおいて、フィールド調査を実施しました

  • 5/24 (土):横浜中華街およびその周辺でのフィールド調査

  • 5/31(土) 〜 6/1 (日):ベトナムフェスティバル(主催:駐日ベトナム大使館/会場:代々木公園イベント会場/ http://www.vietnamfes.net/


(1)5/24(土):横浜中華街およびその周辺でのフィールド調査

児玉教授が担当する大学院授業「クリエイティブ産業論特論」では、第1回〜第7回まで、コンテンツ産業に焦点を当てながら、コンテンツの創造と流通に関する様々な論点(国家の文化外交政策とコンテンツ産業の関係性、コンテンツの国際市場展開、コンテンツ人材の発掘・育成制度、人工知能を用いたコンテンツ創造、コンテンツ産業を支える著作権制度など)について扱ってきました。

そして今回、同大学院授業の履修者(6名)は、やや視点を変えて、中国由来の食・商品サービス・観光などの「クリエイティブ産業関連要素」が集積する「横浜中華街」とその周辺エリアを訪問し、フィールド調査を通して、以下の①〜③を考察しました。

①横浜中華街のブランド情報(魅力)が有する多層構造の分析(以下の図を参考に)

②横浜中華街のブランド情報(魅力)は、日本国内、そして世界に向けてうまく伝わっているかどうか?

③「中華文化/中国文化の発信基地」としての横浜中華街の役割を、どのように評価するか?




2年ゼミ生、3年ゼミ生は、特に上記①の点について重点的に考えるために、いくつかのグループに分かれて、フィールド調査を行いました。

当日は、横浜開港月間「ハマフェス」(https://www.y151-200.com/)の開催期間中で、横浜中華街の周辺で様々なイベントが開催されており、横浜中華街とその周辺は、数多くの訪問者・観光客であふれかえっていました。

当日参加した学生たちは、横浜中華街でのフィールド調査とともに、ハマフェスの会場や横浜中華街から徒歩圏内にある横浜山手西洋館エリア(https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/)も練り歩いて、文字情報だけではわからない横浜の魅力(ブランド力)を体感しました。







(2)5/31(土) 〜 6/1(日):ベトナムフェスティバルでのフィールド調査

毎年この時期に代々木公園イベント会場で開催されるベトナムフェスティバルは、ベトナム政府(在日ベトナム大使館)が主催するイベントです。

同フェスティバルは、ベトナム政府の文化政策・クリエイティブ産業振興政策の一環として、ベトナムのクリエイティブ産業(食、コンテンツ、伝統文化、観光など)の魅力を日本に紹介するための役割を有しています。

フィールド調査実施日の5/31(土)は、あいにく、一日中雨が降ったりやんだりで、肌寒い一日となりました。一部の学生メンバーは、6/1(日)にフィールド調査を行いましたが、この日は朝から晴れて、夏日となりました。

5/31(土)のフィールド調査に参加した学生メンバーの中のうち、3名は(ラ ティ トゥ ウエンさん、リュウ ティ キエウ リンさん、佐々木勇午さん)は、早朝から、同フェスティバルの運営にボランティアとして参加して、大活躍しました

今回、大学院生メンバーは、ベトナム政府の文化政策・クリエイティブ産業推進政策の一環として開催されるベトナムフェスティバルの役割を、様々な視点から分析しました。

学部生メンバーは、いまベトナムで何が流行ってる?」「まだ日本で知られてないけど、今後ぜったい日本で流行りそうなベトナムの商品・サービスを、見つけよう!を中心的なテーマとして、「(仮想)学生バイヤー」としての立場から、イベント会場の様々なブースを練り歩き、「これ絶対日本で流行る!」を見極めました。また、同フェスティバルの運営スタッフとして参加した上記3名は、同フェスの運営スタッフとしての貴重な体験を通して、ベトナム政府の文化外交政策の実施現場を体感しました。







 

2025.05.29 学科トピックス お知らせ 公開講座・イベント 流通情報学科 メディア掲載

流通情報学部の児玉徹教授のコメントが、本日夕方放送の関西テレビのニュース番組「News ランナー」の中で紹介されます:日本産抹茶の価格高騰とその影響について

流通情報学部の児玉徹教授が、関西テレビ報道局報道センターから、近年の日本産抹茶の価格高騰とそれが日本の茶産業・茶文化にもたらす影響について、インタビューを受けました。

そのインタビューの際のコメントの一部が、本日(2025年5月29日)の夕方16:50から放送される関西テレビのニュース番組「News ランナー」の中で紹介されます。




◆関西テレビ「News ランナー」
 放送日時:2025年5月29日(木)16:50~
 出演者:吉原功兼(メインキャスター)
     竹上萌奈(情報キャスター)
     谷元星奈(情報キャスター)
     他

(番組HPより)


<関西テレビからのインタビューの中で児玉教授が語ったことの趣旨>

現在、日本産抹茶とその原料である日本産てん茶の価格高騰が顕著に見られるようになっています。その背景には、抹茶に対する海外需要の増加と、その需要に供給が追いついていない現状があります。

抹茶に対する海外需要の増加は、抹茶・てん茶の輸出額の増加や、京都府宇治市などで見られる訪日外国人による活発な抹茶購入において見られます。訪日外国人による抹茶購入が集中したことで、茶店舗での販売用抹茶が品薄になり、抹茶の販売制限をかける店舗も続出しています。

日本産抹茶に対する海外需要の高まりには、抹茶を飲むことへの関心が海外で高まっていることや、抹茶を使用したスイーツ文化が世界の様々な国々で急速に普及していることが寄与しています。

他方で、こうした抹茶に対する海外需要の高まりに応じるだけの供給力が、高齢化と労働力不足に苦しむ日本の茶農家には備わっていないという現状もあります。

農林水産省が、一般的な煎茶の生産から抹茶(特に有機抹茶・有機てん茶)の生産へ転換することを日本の茶農家に促す政策方針でいることが報じられています。日本における茶の消費量や支出額は減少傾向が続いてきた中で、外需の高まりを見せる抹茶の生産へのシフトを促すことで、日本の茶産業の復活を目指すという国の動きは、必然的なものでしょう。しかし、そのことが実現するためには、栽培技術に関するノウハウの普及や、抹茶加工施設の拡充などに関する国のサポートが欠かせません。

外需に起因する日本産抹茶の価格高騰は、いつまでも続くことはありません。これまで日本から米国に輸出される緑茶には関税は課せられていませんでしたが、トランプ政権による24%の相互関税の発動は、米国における日本産抹茶に対する需要に、ネガティブな影響を与え得るものです。米国の茶市場における日本茶のライバルとなる中国茶には、より高い関税が課せられるため、そのことが、米国内における中国茶から日本茶への切り替えを促進する、という憶測も一部メディアで報道されていますが、憶測の域を出ません。

煎茶には常に一定の需要がありますが、日本全国の茶生産者における抹茶生産シフトが進んで、煎茶の生産量が減少すれば、煎茶の希少価値が高まり、煎茶の価格が上昇するということも発生し得るでしょう。

また、秋に収穫される茶葉からは、秋番茶がつくられてきましたが、一部では、秋番茶ではなく、秋てん茶をつくる動きも出てきています。なぜなら、そのほうがより高い収益につながるからです。こうした状況が拡大すれば、秋番茶の希少性が高まって、秋番茶の価格が上昇することも考えられます。また、ペットボトル茶に使用される茶の供給量も減少することで、ペットボトル茶の価格が上昇することもあり得るでしょう。

日本の茶産業が持続的に発展するためには、外需に頼るだけでなく、日本国内で、茶を飲む文化が発展していくこと、そして茶の産地ブランドの価値をしっかりと認めて、ワインの世界で見られるように、高い価値のある産地ブランド茶は高い価格で購入する、という価値観が消費者の側で根付いてくことが重要です。こうした消費文化が浸透することは、茶産地の発展に繋がり、若い人が茶づくりに挑戦する機運も高めます。

(実際に放映されるのは、上記コメントの一部を簡略化したものになります。)

 

2025.05.15 学科トピックス お知らせ 流通情報学科

流通情報学部の児玉徹教授が担当する3年ゼミと2年ゼミのメンバーがタイフェスティバルとハワイエキスポ(両方とも代々木公園で開催)でフィールド調査を行いました

流通情報学部の児玉徹教授が担当する3年ゼミと2年ゼミのメンバーが、本年5月10日(土)〜5月11日(日)にかけて開催された以下の2つのイベントに参加して、フィールド調査を実施しました。

  • タイフェスティバル(主催:在日タイ大使館/会場:代々木公園イベント会場/ https://thaifes.jp/
  • ハワイエキスポ(主催:米国ハワイ州政府/会場:代々木競技場第二体育館/ https://www.allhawaii.jp/expo/2025/

両ゼミのメンバー(当日予定が合わなかったメンバーを除く)は、5/10の参加組と5/11の参加組に分かれて、上記2つのイベントに参加しました。(児玉教授は5/10参加組にジョイン。)

調査のテーマは・・・

「いまタイ・ハワイで何が流行ってる?」
「まだ日本で知られてないけど、今後ぜったい日本で流行りそうなタイ・ハワイの商品・サービスを、見つけよう!」

言い換えれば、学生たちが「ブームの仕掛け人」の立場に立って、外国のトレンドを探り、その外国トレンドを日本に持ち込んでブームを巻き起こそう、ということ。

タイフェスティバルは、食、コンテンツ、ファッション、サービス、観光など、タイの文化的商品・サービスに関連した150のブースが設置され、35万人の訪問客を集める国内最大級のタイ関連イベント。今年は、タイのミュージシャンやアイドルグループなども参加し、フェスティバル会場は熱気に包まれました。

ハワイエキスポは、2015年から開催されている米国ハワイ州主催のイベント。ハワイの魅力を伝える様々なブースが設置され、フラをはじめとしたハワイ伝統の文化や音楽、トークショーなどのステージコンテンツ、ハワイアンカルチャーを体験するワークショ
ップなども開催。今年も、数多くの「熱狂的ハワイファン」が会場を埋め尽くしました。

5/10(土)は、午前中に雨が降るとの予報もありましたが、幸いなことにフィールド調査開始の11:30以降は雨はふらず、快適な気温の中でフィールド調査を実施しました。他方で5/11(日)は、気温が上昇して夏日となり、汗だくになりながら、フィールド調査を実施しました。

海外の商品・サービスを日本市場に紹介するバイヤー(buyer)の仕事は、「『次に来る』ブーム」を追い求めて世界を飛び回る、魅力的で活力あふれる仕事。バイヤーとして成功するためには、情報収集力とともに、「流行の仕掛け人」としての独自の「センス」「嗅覚」が求められます。

参加した学生たちは、「仮想)学生バイヤー」として、事前リサーチと自らの「センス」「嗅覚」を活かしながら、両イベント会場の様々なブースを練り歩き、「これ絶対日本で流行る!」を見極めました。














2025.04.25 学科トピックス お知らせ 流通情報学科

流通情報学部の児玉徹教授が担当する3年ゼミのメンバーがアースデイ東京(代々木公園)でフィールド調査を行いました

本年4月19日(土)に、流通情報学部の児玉徹教授が担当する3年ゼミのメンバー(合計12名のうち当日参加可能だった9名)が、代々木公園で開催されたイベント「アースデイ東京」(開催日:2025年4月19日〜20日/ https://www.earthday-tokyo.org/event/earthday2025)を訪問し、フィールド調査を実施しました。


調査のテーマは、「それは本当に『エコ』『サステイナブル』『エシカル』『オーガニック』なのか?」。


世界の市場では、無数の商品が「エコ」「サステイナブル」「エシカル」「オーガニック」というキャッチコピーのもとに流通しています。しかし、そうした商品は本当にそのキャッチコピーが指し示す性質を有しているのか? そもそもそのキャッチコピーは具体的に何を意味するのか?


今回のフィールド調査の第一の目的は、こうした点について、立ち止まって考えてみよう、ということ。そして、「エコ」「サステイナブル」「エシカル」「オーガニック」というテーマを掲げたブースが集積する大型イベントに参加して、イベントの熱狂を感じ、そこで実際に活動する人々の熱意を感じながら、そうしたテーマを全身で「体感」してみよう、ということ。



アースデイ東京は、1990年に第1回目のイベントが開催されたのを出発点として、毎年、4月22日のアースデイの前後の土日において、代々木公園のイベント会場で開催されてきました。「エコ」「サステイナブル」「エシカル」「オーガニック」などをテーマに掲げた200以上のブースが出展され、10万人以上の来場者があります。


児玉ゼミのメンバーは、当日のアースデイ東京に出展されていた多種多様なブースを訪問し、イベントの熱狂と人々の熱意を感じながら、「エコ」「サステイナブル」「エシカル」「オーガニック」といったコンセプトについて、様々な観点から思考を巡らせました。




                                                                   https://www.earthday-tokyo.org/2025/04/14/15076

入試情報 with RYUKEI