アウトプットするたび、私は進化し続ける。ゼミのプレゼンを経験して、伝える力を身につけた。

経済学部 経済学科 3年 田村 桃葉

お互いを高め合える活動

正直に言うと、流経大の合格通知が届いたとき、この大学に進学するかどうかすごく迷ったんです。そこで、合格者のために開催されたオープンキャンパスに参加しました。「今日、進路を決めなきゃ」という気持ちで、真剣に話を聞いたり、キャンパスを見学したりしながら感じたのは「スタッフを務める先輩が全員、イキイキしている」ということ。「ここなら私も頑張れそう」と思い、進学を決めました。入学後は迷わず、オープンキャンパスの運営に携わる「学生アドバイザー」に登録。進路に悩んでいる高校生のために何ができるのか、毎日のように考えています。この活動が私の大学生活の中心といっても過言ではないですね。オープンキャンパスで話をした高校生が入学してきてくれたときは本当にうれしいですし、なかには「田村さんみたいになりたくて…」と学生アドバイザーになってくれる子までいるんです。仲間同士で想いや熱意が伝わって、オープンキャンパスがどんどん活気づいていくのを見ると「私もさらに頑張らなきゃ」って励まされますね。

社会保障に興味を持った

もちろん、大学生の本分である勉強もないがしろにはしていません。学年が上がるにつれて、だんだん専門的に経済学を勉強し始め、「社会保障」について興味を持ちました。日本という社会で生きていくうえでとても大切な制度なのに、その内容をほとんど知らないなって気づいたんです。例えば、年金をもらうのに必要な手続きのこととか、保険料が決まる仕組みとか。将来、自分や周囲の人が困らないために、もっと詳しく勉強したいですね。また、ゼミでは勉強方法について見直すことができました。一冊の本を読んで、その内容をパワーポイントでまとめて発表するという授業があったのですが、これがなかなか難しかったんです。本を読んで分かった気になっても、いざ資料にまとめるとなると何もできない・・・(笑)。何回も読んで、自分で図や表を作ってと、インプットとアウトプットを繰り返していくうちに、徐々に言いたいことがまとまるようになりました。「いままでの勉強はインプットばかりだったな」と反省し、それ以降は授業で聞いたことをノートにまとめ直したり、誰かに話してみたり、さまざまなかたちでアウトプットすることを心がけています。

自分らしく活躍できる仕事を

勉強やオープンキャンパスの活動にと、大学生活はとても充実しています。その一方で将来は「どんな仕事に就こうか」という悩みもあります。「社会保障についてみんなに伝えたい」「人と関わる仕事がしたい」「海外で働いてみたい」など、希望はあるのですが、まだ「具体的にこれがしたい」という夢が見つかっていないんです。さまざまな学びを通してこれからのことを考えていきます。オープンキャンパスで高校生の保護者の方に「前向きで活発だからいいですね」と言われて以降、自分に自信が持てるようになりました。その言葉を支えに、自分らしく活躍できる道を歩んでいきたいと思います。

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

他の学生を見る