目的があるから成長できる。私の夢は、物流と情報の知識を活かし、日本と世界を繋ぐこと。

流通情報学部 流通情報学科 2年 鈴木 菫

世界基準の物流と情報処理の知識を

物流業界でもコンピューターやAIの技術がどんどん取り入れられています。個人情報セキュリティの高度化、配達経路の最適化など、世界の物流はめまぐるしく変化しています。こうした背景もあって、特に力を入れて勉強している分野が情報処理技術です。加速するICT化に対応できるよう、高度で専門的な知識を手に入れたいと思っています。2年生の間にICTの基礎的な知識が問われる「ITパスポート試験」、3年生の間にさらに深い理解が問われる「情報処理技術者試験」にそれぞれ合格するのが当面の目標です。しかし、物流と情報処理技術の勉強を両立させるのはなかなか難しいもの。日本の文化や良さを世界に伝えたいと思っているのですが、学校の授業やゼミの学習だけでは学びきれない分野もあるので、独学でも勉強を進めています。もっと努力して世界で通用する知識と技術を身につけ、将来的には日本と世界とを繋ぐ架け橋のような役割ができればうれしいですね。

トラブルを乗り越えたポルトガル留学

世界中で仕事をするには、日本語と英語以外の言語についても知っておかなければなりません。ブラジルなどの南米諸国でも使われているポルトガル語に興味を持ち、昨年から勉強を始めています。先生の紹介もあって、今年の夏に1か月間、ポルトガル留学に行きました。それなりに話せるようになって現地に行ったつもりでしたが、会話が進むにつれて相手の話を聞き取ることで精一杯になってくるんです。自分の気持ちを伝えられないことがこんなにも悔しいとは思いませんでした。もっと勉強して、いつかリベンジしたいですね。実はこの留学の間にキャリーケースを盗まれたんです。洋服や生活用品など、1か月分の荷物がなくなって本当に焦りました。結局荷物は戻ってこず、ほとんどのものを買い直すことに。かなり大きなトラブルを経験しましたが、なんとか予定通りに留学を終えられたことで「これでもう、どこへでも行けるし、何があっても生きていける」という自信がついたのも事実。いいことも悪いことも経験することで、人は強くなれるんだなと実感しました。

成長のカギは“目的意識”

大学に入って思ったことは、目的があるかどうかで学習の質に大きな差が出るということです。なかには「やりたいことが分からないけれど、とりあえず大学に進学した」という人もいるんですが、そのような人は授業に身が入らなくなりかねません。流経大は先生や友達との距離が近く、自主的に動けばそれだけ視野が広がる大学です。目的があり、積極的に行動できる人には向いていると思います。私自身、学内にいる留学生に話しかけることで新しい情報を得ることも多いです。海外では有名だけど、日本ではあまり知られていない企業や商品のこと、中国を中心としたアジア圏の物流のことなど、多くのことを知ることができます。今後も「物流と情報処理の学びを生かし、世界中で働く」という目的忘れず、大きく成長していきたいです。

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

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