IT化が進む物流の世界で、人にしかできない仕事を。

流通情報学部 流通情報学科 3年 児玉 卓弥

進学の決め手は「興味にマッチした学び」

九州出身の私が、実家から遠く離れた流経大に進学を決めたのは「物流」と「情報」という、小さい頃から関心のあった二つの分野について学べると知ったからです。物流については、乗り物が好きで、そこから興味を持ち始めました。特に飛行機に魅力を感じていて、「航空に関係する仕事に就きたい」と思っています。現在、飛行機を使った国際物流に携わる企業のインターンシップに申し込んでいるので、承認されて、夢への第一歩が踏み出せれば最高ですね。
情報は、両親がシステムエンジニアの仕事をしていることもあり、身近な学びとして勉強してみたいと考えていました。プログラミングやWebデザインの知識と技術は様々なビジネスシーンで活用できると思うので、大学生の間に自分のものにしたいです。二つの分野の勉強を同時に進めるのはとても大変ですが、授業やゼミを活用して効率的に学習できています。

IT化が進む社会で活躍できる人に

近年では「AIを用いた配達ルートの最適化計算やトラックの無人化」「IoTによる在庫管理の簡略化」「ロボットを使った荷物運搬」など、多くの技術が実用化に至っています。こうした最先端のテクノロジーに触れるとワクワクしますし、大学で勉強する意味というのを感じられますね。
これからますますIT化が進んでいくと思いますが、技術が発達しても、人間の仕事がなくなることはないと私は考えています。例えば、飛行機の操縦。現在でも一部自動化はされていますが、これがすべて機械任せになり、操縦席に人もいないとなったら、少し不安ですよね。最新の機械を導入してもトラブルが起こらないとは限りません。何かあったとき、臨機応変に対応できるプロフェショナルは重宝されるでしょう。やはり機械と人間がうまく共存していかなければなりませんし、私自身、そういう現場で力を発揮できる人になりたいですね。

裏側を知って芽生えた、物流への“感謝”の気持ち

「実学主義」を掲げる流経大では、職場で役に立つ知識や社会で当たり前になっていることの裏側を学ぶこともできるんです。僕は飲食店でアルバイトをしているのですが、正社員の方が食材や備品の発注作業をしている場面をよく見かけます。そこで、ゼミで在庫管理について勉強していたので、自分でも過去のデータなどを参考にしながら、適切な仕入れ数の予測を立てるようになりました。
また、ネット通販の仕組みを学んだことで、運輸業に対する意識が大きく変わりました。「当日配送」や「送料無料」など、消費者が受ける恩恵の多くは、関係するすべての業者の苦労の上に成り立っているんだと思うと、「ものを届けてもらえるありがたみ」が実感できますね。この大学は興味を持ったことをとことん突き詰められる環境が整っていると思うので、社会で活躍できる人物になるために、どんどん知識を増やしていきたいですね。

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

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