コミュニケーション力を磨き、「できる」自信を身につけた。ゼミでの発表もダンスイベントも私を表現する大切な時間。

スポーツ健康科学部 スポーツコミュニケーション学科 3年 磯貝 菜月

自分の意見に自信が持てた

「心のブレーキ」が外れたというか、自分の意見を持ち、堂々と主張できるようになりましたね。大学に入って一番成長を実感している部分です。高校までの私はどちらかというと、周りに流されてしまうタイプ。嫌われたり怒られたりするのが嫌だったんです。変わることのできた要因の一つが実技の授業。ラグビーやソフトボールなど、本当に様々な競技を行うんです。経験者にアドバイスをもらったり、みんなで戦術を考えたりとコミュニケーションの機会がたくさんあり、徐々に自分の考えを言うことに抵抗がなくなっていきました。加えて、教員を目指す学生が学ぶゼミでは現在、高校生に体育の指導をするためのカリキュラムをみんなで作っているのですが、アイデアが受け入れられるとやっぱり嬉しいんですよね。「自分の判断は間違っていない」と思えるようになったことで、だんだんと自信が持てるようになりました。

ダンスを通して知った「認められる喜び」

大学から始めたダンスでは、「自分で考えることの面白さと難しさ」を学びました。グループを組んでヒップホップダンスを踊っているのですが、私が考えた振り付けを披露する場面がけっこう多いんです。「この感情を表現するにはどんな振りがいいか」など、本当に悩みますね。決まった正解があるわけではないので、「これでいいのかな?」って不安な気持ちを抱えたまま本番に臨むことも。でも、みんなが「よかったよ」と褒めてくれると、それまでの苦労を一気に忘れられるんです。自分で生み出したものが周りに認められる喜びを味わえたときには、心の底から「ダンスをやってきてよかった」と思いますね。それに、ダンスを始めて以降、「やってみたい」「楽しそう」と思ったことに積極的にチャレンジできるようになりました。興味を持って一生懸命に挑戦すれば、何か得られるものがあると信じています。

伝える力を持った小学校の先生に

大学生になって「小学校の先生になる」という将来の夢も見つけました。きっかけは、スイミングスクールでのコーチのアルバイト。ちょっとしたアドバイスでみるみる成長していく子供たちの姿を見て、楽しいし、やりがいもあるなと思ったんです。そして小学校の先生ならスポーツを含めて、生活の様々なところで子供たちに寄り添えると考え、目指すことにしました。先生になるうえで、大学で身につけた「考えて伝える力」はとても役に立つでしょう。小さい子であればあるほど、伝え方を工夫しなければなりません。例えば、プールの中にいる子に「進んで」と言っても、泳げばいいのか、歩けばいいのか分からない。どうしてほしいのかを具体的に言ってあげる必要があります。「多分、分かってくれるだろう」という考えで子供たちに接するのではなく、状況や相手を見極めて、適切な伝え方ができる先生になりたいですね。

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

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