感動を生み出すために、人の心理を探求する。友達との会話も、僕には大切な学びの場。

社会学部 社会学科 3年 今井 大地

心理学を学び、感動を届けたい

手に取って見ることのできない「人の心」を探究したくて、大学では主に心理学を学んでいます。「喜び」や「感動」、「怒り」など、人間のさまざまな感情が生まれる要因を分析したり、心理学が発展してきた歴史を紐解いたりと、おもしろい授業ばかりですね。「感情の喚起」については、勉強したことが本当に正しいのか、友達との会話を通じて確認することも。思った通りの反応が得られないときもあるんですが、そのたびに「なんでだろう?」と考えるようにしています。実験と考察を繰り返すうちに、自分の視野がどんどん広がっていくのがとても楽しいんですよ。もちろん、心理学の知識を生かせる道に進みたいと思っています。「おばけ屋敷をプロデュースする」「感動的なミュージックビデオやショートフィルムを撮る」「大学院に進学して研究する」など、やりたいことはたくさんあります。

英語力を武器に、国際的な活躍を

将来は世界を舞台に活躍したいとも考えているので、英語の勉強にも力を入れています。1年生の頃からRECという異文化交流と英語の学習を目的としたサークルに所属していて、ネイティブの方と会話する経験をたくさん積みました。特に苦労したのは、浅草で外国人に道案内をするボランティア。日本語を使わずに相手の求める情報を端的に伝える難しさを実感しました。いまはサークル長を務めているので、自分だけではなく、メンバー全員の英語力向上にも尽力しています。英語ができる人も、そうでない人も、みんなが成長できるような活動を考え、もっと活気ある組織にしていきたいですね。加えて、今後は大学の授業も活用してさらに力を磨き、資格試験に挑戦するつもりです。なかでも、読み書きやリスニングの他にスピーキングの能力まで求められる英検は外せません。大学生のうちにより高い級を取得し、将来に役立てたいと思っています。

留学で気づいた「自己主張の大切さ」

「語学を勉強するだけでなく、世界を見てみたい」と思い、2年生の夏に約1か月間、ポルトガルへ留学しました。それまでポルトガル語には全く触れたことがなく、不安も大きかったのですが、現地の人や留学生の仲間に助けられて、なんとか乗り切ることができました。さまざまな国籍の人と一緒に授業を受けて感じたのは「みんな、自分の意見をはっきり主張する」ということ。あるテーマについてスピーチや議論を行う授業では、「間違ったことを言ったらどうしよう」と思って発言をためらう僕を尻目に、他の学生はどんどん発言するんです。みんなに「なんで何も言わないの?」と聞かれた時には、劣等感を感じましたね。「ああ、授業のスタートラインにすら立てていないんだな」って。でもこの日を境にはっきりと意識が変わりました。いまでは、どんな場面でも自分の意見を主張することを心がけています。これまでの流経大での授業や多様な活動は、僕にとって大きな財産ですね。

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

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