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SCOPE#1 FOOD

スポーツ健康科学科

栄養補給によるリカバリーが、
傷害の予防に繋がる可能性

「怪我を回復させるための
食事計画」に
役立つ知識を身につけよう。

スポーツで怪我をしてしまったとき、まずは患部を休めアイシング等でリカバリーを図りつつ、適宜リハビリテーションを進めていきますが、リハビリテーションの過程においては「食事によるリカバリー」も重要なポイントになります。
たとえば、靭帯を損傷してしまったときは、どんな食事を取ったらよいでしょうか?靭帯は主にコラーゲンによって構成されています。しかし、食品からコラーゲンを摂取したとしても、消化管でほとんどがアミノ酸へと分解されタンパク質へと再合成されてしまうため、体内のコラーゲンの量が大幅に増えることはないと考えられています。
コラーゲンそのものを摂取するよりもむしろ、体内でのコラーゲン合成を助けるビタミンCや鉄分を補給することで、効果的にコラーゲンを合成することができるのです。

スポーツ健康科学科の一部の授業では、アスレティックトレーナー(日本スポーツ協会)の資格取得を目指していきますが、このような知識や実践が、将来的に、怪我をしてしまった選手の食事のサポートや、体づくりの計画に役立っていきます。
PROFILE

スポーツ健康科学部
スポーツ健康科学科 助教
西田 智 先生

<専攻>

アスレティックトレーニング、
傷害予防、コンディショニング

先生が担当するゼミテーマ
アスレティックトレーニング
このお話に関わりのある授業
アスレティックトレーニング理論・実習
アスレティックトレーナー実習Ⅰ、Ⅱ

高校生の皆さんへ

スポーツをしてきた人はもちろん、スポーツをしてこなかったけれどスポーツ観戦が好きで、将来選手のサポートをしていきたいという夢がある人なども歓迎です!トレーナーの実際を学ぶ場も多くありますので、体のコンディショニングやコーチングについて実践的に学ぶことができますよ。