人見知りは過去の僕。ゼミで身につけた「伝える力」とイベント運営への挑戦が僕を変えた。

経済学部 経済学科 2年 林 大輔

「変わる」を実感

人って変われるものですね。昔は極度の人見知りだったので、これまでの僕なら、こういったインタビューを受けるなんて考えられない。それが、いまでは知らない人や大勢の人の前で落ち着いて話すことができる。自分の変化に自分が一番驚いています。大学に入ったときに「人見知りを克服する」という目標を立てたのですが、1年生の間にそれを達成できて本当に良かったです。振り返ってみると、2つの大きな転機がありました。

経験を重ねて会話が楽しく

1つ目はオープンキャンパスの運営スタッフになったことです。先輩に「やってみない?」と誘われ、人見知りを克服するチャンスだと思い挑戦しました。オープンキャンパスでは「何事も主体的に選択できる」という大学生の自由さと自由だからこそ増す責任の重さについて高校生に伝えています。最初はぎこちない会話も、お互いに緊張がほぐれてくるとだんだんと弾むようになるんです。何度かこの経験をすることで会話が楽しくなり、人と話すことへの抵抗がなくなっていきました。また、当日に至るまでの準備も大切な仕事。仲間や大学の職員さんなど、たくさんの人と協力して進めました。授業を受けるだけでは出会えない人と関わることで、コミュニケーションの重要性に気づけたんです。そのおかげで、今年はオープンキャンパス運営スタッフのリーダーを任されました。全体を見渡しながら指揮をとって、参加者に満足して帰っていただけるよう努力したいです。

身につけた「伝える力」

2つ目が所属しているゼミでの活動。授業は各グループで経済に関連するテーマについて情報収集をし、それを他のグループに向けてプレゼン発表するという形式で進みました。経済という学問は私たちの生活と密接に関係しているものの、難しい専門用語が多く、「たぶん分かるだろう」という考えではこちらの意見を理解してもらえないんですよ。そのため、できるだけ難解な言葉を使わずに、分かりやすく伝えるということを意識しました。発表をした経験が少ないので、意識したことがどれだけできるか不安でしたが、いざやってみると意外にも上手く伝えることができたんです。「分かりやすく伝える力」は発表だけではなく、普段のコミュニケーションでも活かせると思うと自信がついてきて、徐々に殻が破れていくのを実感しました。

未来に向けて、いまから動く

「せっかく大学に進学したのなら、就活に向けて少しでも早めに準備したい」と思い、入学時から積極的に行動しています。経済学を学んで政治や地方財政に興味が出てきたので、県庁や市役所で働くべく、公務員試験に向けた勉強もすでに始めています。流経大では1年生から「キャリア科目」を選択することができますし、先生が親身になって相談に乗ってくれます。学年を問わずキャリアについて考えられる環境が整っていたので、昨年1年間「遊びたい」という誘惑に負けて目標を見失うことはありませんでした。人見知りも克服できたことですし、将来はリーダーシップを発揮して、たくさんの人を巻き込みながら地域の発展に貢献したいですね。

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

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